HD DVD-Rディスクの量産技術を確立

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 一時期、ブルーレイディスクとHD-DVD方式のDVDディスクは規格が統一する方向で話しが動いていたのですが、その後はHD-DVD側がブルーレイのディスク構造には歩み寄るべき利点が無いと一転して規格分裂の方向に走ってしまっているようです。

 そんな中で、HD-DVDディスクに関するディスクの量産技術が確立されて来春から発売開始という記事がありました。

 HD-DVDは1層15GBということで、今のDVDの3倍強のディスク容量です。今と同じDVD画質でよければ6時間の動画が格納できることになりますが、ハイビジョン画質の動画だとその記憶可能時間はかなり短くなってしまいます。

 そこで、層を複数層に分けることで容量を増やす形になります。

 しかし、現在でもDVD-Rの2層ディスクは出回っていますが一般のDVD-Rと比べるとまだまだ価格が高価で中々手が出ません。今後、さらに価格は安くなるものとも想像しますが、HD-DVDのディスクの方はどの程度の値段で発売されるのでしょうか。たとえ、量産化の目処がついたとしても、需要とのバランスで値段は決まっていくと思うので、最初は高くて手が出ないのではないかという気がします。

 今後、地上デジタルテレビの普及などにより、ハイビジョン画質の放送を録画する機会がもっと増えてくれば、ディスクの需要もどんどん増えるのではないかと思いますが、今のところ、さほど地上デジタル放送を見ているという家庭も多くないのでどの程度のペースで普及が進むのか少し不安なところではあります。

 ところで、映画などのHD-DVDのディスクの方ですが、こちらはどの程度の値段で発売されるのでしょう。今のDVDの映画ソフトは1枚980円などというキャンペーン商品も発売されていますが、HD-DVDの映画ソフトはいきなりはこの価格での発売は無理でしょう。こちらの価格も気になるところです。

(2006/04/07追記)

 HDーDVDプレーヤーが東芝から発売されました。

【2013/08/15追記】

 その後、HDーDVDはその売れ行きの不振から完全に撤退をしました。現在はSONYが提唱したブルーレイディスクが主流になっています。

コメント

  1. さいたまblog より:

    【次世代光ディスクの行方】 IfYouLeaveMeNow

    ピアノの鍵盤のようなイジェクトスイッチを押し込むと、上面から取出し口が、ばね仕掛けでバシャンとせり上がる。テープはカチッと奥まで入れないとうまく閉まらない。しっ…