竹内結子さん主演の天国の本屋「恋火」を鑑賞

4.5
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最近、邦画に相変わらずはまっているのですが、「いま、会いにゆきます」の竹内結子さんつながりで、天国の本屋「恋火」を見ました。2004年に公開された竹内結子さん主演の作品です。

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原作について

原作の「天国の本屋」は2000年に刊行されましたが売れ行きが良くなかったそうです。そんな在庫品になっていた小説を盛岡市の本屋「さわや書店」の店長が偶然読んだ際にとても感動して、独自に宣伝をした結果ロングセラーになったとWikipediaで紹介されていました。さらに調べてみると、「思考の整理学」もこちらの書店でブームに火をつけたそうです。

ストーリー

この作品の主な舞台は天国になります。そんな天国にある本屋さんで短期のアルバイトをすることになったピアニストの健太が、昔から憧れていた竹内結子が演じるピアニスト、翔子と出会います。実は健太はずっと前から翔子のことを知っていて憧れを感じていました。本屋で健太は翔子に朗読をしますが本を翔子に返すのを忘れて自宅まで本を届けに行きます。そこで健太は子どものころから翔子のことを知っていたことや作りかけの協奏曲の話などをします。

翔子は生前に交際していた花火師の男性が起こした花火の暴発事故により片耳の聴力を失った関係でピアノを弾かなくなっていました。また、その花火師の瀧本も恋人の聴力を失わせてしまったことに責任を感じて花火師をやめてしまっていました。この二人がまたどのようにして結びつくのかが映画で描かれています。

そんな天国での話と並行して地上では翔子の姪の香夏子の奮闘が描かれています。香夏子は竹内結子が一人二役で演じています。香夏子は10年前に中止になった花火大会を復活させようと駆けずり回っています。特に花火大会の中で最後に打ち上げられていた「恋する花火」の花火師、瀧本を探し出して花火を打ち上げるように頼み込みます。この瀧本は生前に翔子が付き合っていた花火師で、花火の暴発事故を起こしてしまった人でもあります。花火大会で恋する花火は上がるのか、瀧本と翔子で未完成の協奏曲は完成するのかといったところが見どころになっていきます。

amazonの公式のレビューには「今ひとつ話の焦点が絞り切れていないきらいはあるものの、」などと書かれてしまっていますが、私自身はそんな印象は特に持ちませんでした。


天国の表現は「天国らしさ」というものをあまり表面に出してはいないのですが、何となく天国ってこういうところなのかなと妙な気分にさせてもらえます。北海道でロケをしたこともあってとてものびのびとした良い天国だと思いました。

でも不思議なのは、ラストのシーンで原っぱにグランドピアノが置いてあったのか?は気になってしまいます。そもそも、天国に行って帰ってくる話しなので、リアリティを追求してはいけない話しだということは判っているのですが、それにしてもちょっと不思議な感じがしました。

主題歌は松任谷由実が歌う「永遠が見える日」です。アルバム「VIVA!6×7」に収録されています。

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この永遠が見える日という曲、本当にこの映画にピッタリの曲です。イントロの「たららん」という音色がなんとなく好きです。

今度は竹内結子つながりで「星に願いを」を見ます。

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