楽天証券の新手数料導入時期延期

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東証

 楽天証券の社長から公式に新手数料導入時期の変更についてアナウンスがありました。理由はシステム増強計画の状況をふまえて12月1日にするということになっています。しかし、いくらなんでも直前すぎます。

 あのトラブルを多発させていた8月中旬にワンショットコースの発表をして10月実施の1週間前になって延期の発表ということになります。

 本来であれば、トラブルを発生させていた時期に手数料改定の発表自体を控えなければいけなかったはずですし、また、システム増強計画は以前よりわかっていたことであり、こんなに直前になってからの発表ということは、手数料改定に伴うシステムの変更作業そのものがうまく進んでいなかったことが原因ではないかという気さえしてきます。

 システム開発の遅れと言えば、携帯電話で使うiモード版のマーケットスピード(iSPEED)のリリース時期が遅れ続けています。

 発注機能などを装備した機能追加版が当初は7月末リリースといっていたものが8月末になり、9月末になってしまいました。お金を取り扱うプログラムなので十分な品質を確保しなければいけないという気持ちはわかりますが、毎月のようにリリース時期を遅らせ続けるのはいかがなものでしょうか。

 最近になって、システムが安定してきたかと思って、私自身はこのまま楽天証券と取引を続けようと思っていた矢先の出来事でしたので、ちょっと残念に思いました。

8月17日に発表させていただきました国内株式委託手数料「ワンショットコース」の開始時期につきまして、10月予定としてお知らせさせていただいておりましたが、システム増強計画の状況を踏まえ、12月1日実施予定とさせていただきたくお知らせするとともに、延期となりお客様にご迷惑をお掛けいたしますこと、まずもって深くお詫び申し上げます。

(2005.10.8追記)

 携帯電話用(FOMA Iモード用)のiSPEEDですが、きちんと10月から使えるようになりました。予告されていたとおりに、発注機能が備えられていてなかなかの使い勝手です。ちょっとした取引のときには、わざわざパソコンを立ち上げてマーケットスピードを起動しなくても、サッと携帯電話を取り出してiSPEEDで株の取引をするということができるようになりました。楽天証券は取引手数料が安いのは良いもののシステムの安定度が今ひとつでこれから使い続けるのはいかがなものかということも頭をよぎっていたのですが、このiSPEEDを使ってしまうと、手放すことができなくなりそうです。楽天証券ではサーバーの増設などシステムの安定化に向けた対策も実施しているので、このまま楽天証券の様子を見つつ取引を進めていこうと思います。

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