阪神株の急騰原因は村上ファンド?

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阪神電鉄

 阪神電気鉄道の株価が最近ずっと上がっていたのですが、ここ数日間は連日、急激に株価を下げています。球団優勝の期待感から株価が上げているものと思っていると、実は村上氏の率いるファンドが大量保有報告書を出したことが報道されてさらに株価を上げていました。

 村上ファンドが購入していたことが報道された瞬間で売っておいた方が良かったということでしょうか。最近のジャストシステムの株価の動きも不可解でしたが、会社の業績などの要件以外の要素にも株価はずいぶん影響を受けるのだなと感心した数日間でした。

(2005.10.3追記)
 本日の発表によると、村上ファンドは阪神電鉄株の全発行株式のうち、38.13%を取得したそうです。これは凄い比率です。

 特別決議に対して拒否権があるということで、それなりに経営に対して口を出せる立場になります。村上ファンド側は「純粋な投資活動」と今回の株購入に対する目的を発表していますが、本当は何がねらいなのか、よくわからなくなってきました。

 というのも、数日前から急上昇していた株価が急降下していたためです。この下降局面で村上ファンドは株を手放し始めているものと思っていましたがその後も買いましていたのですね。今日はまた反転して株価が上がったりしているので、株価の動きがとても予測できません。

(2005.10.5)

 村上ファンドは阪神電鉄株の購入目的を純粋な投資活動としていましたが、阪神タイガースの株式を上場するように阪神電鉄側に迫ったという話しが報道されていました。一方で阪神電鉄側は阪神タイガースの株式を上場する意向は無い旨を発表しています。また、阪神電鉄は買収防衛策の検討のため、大和証券SMBCと契約をしました。気になる阪神電鉄の株価は、今日は売り買いが交錯し、昨日より若干、値を下げてしまっています。村上ファンド側は今後どのように動くのでしょうか。

(2006/06/04追記)

 最近になって村上ファンドはニッポン放送の株式購入にインサイダー取引の疑惑があるのではないかということがマスコミで放送されています。先週金曜日時点では村上ファンドが保有している銘柄が一斉に値下がりしたりして、株式市場へも大きな影響を与えています。今後どうなるのか、すこし目が離せなくなってきました。

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