パソコン通信時代から交流の場を支えたフォーラム@niftyサービスの終了

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NIFTY50

今日メールを見ていると、フォーラム@niftyのサービスが終了するというお知らせが来ていました。2007年の3月31日に終了するようです。このフォーラム@niftyのサービスですが、そもそもは1987年の4月から始まったパソコン通信サービス、Nifty-serveの中にあったサービスです。

ニフティサーブのフォーラムというサービスは色々なテーマ別にSYSOPという役目の人がいて、会議室などのサービスが提供されています。

私は、FAQUA、FMIZUBE、FPCDIY、FMIDIなどのフォーラムを巡回していました。この巡回という言葉もブロードバンド回線が普及してからは聞かなくなってしまいました。

そもそもはダイヤルアップ回線で接続しっぱなしにしていると回線料金がかさんでしまうため、パソコン通信ソフトでフォーラムなどのサービスを巡回できるようにするためのマクロを組んで一気に巡回しログをハードディスクに貯めておいて、電話回線を切断したあとにログをログ閲覧ソフトでゆっくりと読むという方法です。


このログ閲覧ソフトにはSHOWPCというフリーソフトウエアを使用していました。今はどうなったのかとグーグルで検索をしてみると、作者の方のホームページにヒットしました。SHOWPC2000という名前になっていました。なんと最新版は2006年の5月ということでつい最近です。パソコン通信は下火になってきているのに今でもメンテナンスされていることには驚きました。

何か専門的な情報が欲しければ、各フォーラムに行けば色々な書き込みがあって非常に参考になりました。今ならば某巨大掲示板に相当する部分もありますが、NIFTYは有料のサービスだったことや、SYSOPの目が光っていたこともあって、良質な書き込みが多かったように思います。

インターネットの登場によりフォーラムのサービスにはインターネットからでもアクセスできるようにしたりニフティではサービスの改善を図ってきました。しかし、その後インターネットが普及して、検索エンジンの性能がとてもよくなったことに伴って、欲しい情報があれば簡単に見つけることができるようになりました。また、コミュニケーションをする仕組みも色々あります。

これだけインターネットが便利になってしまうと、フォーラムサービスの利用者が少なくなるのも十分に理解できます。

@NIFTYではパソコン通信サービスを既に終了しましたが、これに続く、歴史的な価値のあるサービスの終了ということで非常に残念なことです。各フォーラムには貴重な情報がたくさんあります。著作権の問題があると思いますが、これらのログは公開しておくことはできないものでしょうか。

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