ドイツのリニア「トランスラビット」が衝突事故

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ドイツのリニアモーターカー「トランスラビッド」の衝突事故は大事故になってしまいました。

このリニアモーターカーの実験線では、軌道上の異物を取り除くため、作業車が毎朝、軌道を清掃しているのですが、その作業が終わる前に試験走行を始めてしまったようです。

事故当日は作業者が戻ったことを確認するという連絡がうまくいっていなかったことが原因ではないかと記事には書かれていました。また、日刊スポーツの報道によれば、2004年にも作業用の車両2台による衝突事故があったそうです。

このときは冬で、軌道の凍結に運転士が気付かずブレーキをかけるのが遅れたのが原因だったようです。


しかし、こんなに高速走行をして危険な設備に、十分な保安装置は付いていないのでしょうか。人間同士の連絡がうまくいなかったから衝突したというのは、かなりお粗末な感じがします。

無人で運転するような実験線ならばまだしも、招待客まで乗せて走る実験線では人命を守るための設備が必須なのではないかと思います。

この会社の幹部は「リニアのシステム自体に起因する事故は1度もなかった」と強調しているようなのですが、いくら高速で運転するための設備がしっかりしていても、安全を守るための設備が不十分だととても商用では使えないような気がします。

上海では既にドイツの技術で空港と市内を結ぶリニアモーターカーが実用化されています。私も上海に行ったときに、市内に向かうバスの車窓からリニアの高架線を見ました。この実用化されている路線での安全装置はどんなものが装備されているのか、非常に気にかかります。

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