ドラマ「スウィートホーム(SWEET HOME)」が面白い

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今日、家に帰ってからDVDレコーダーに録画しておいた番組を見ていると、スイートホームというタイトルがありました。お昼のドラマはスイーツドリームなので明らかに違います。

もしかすると、昔放送されていた山口智子さんが主演の名作ドラマではないかと思いつつドラマを見始めると、確かにそのドラマでした。

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1994年放送

1994年1月から3月の日曜日、午後9時から9時54分までのに東芝日曜劇場の枠で放送されていた人気ドラマです。この日曜劇場の枠は1993年までは単発ドラマが放送されていましたが、以降は3ヶ月ごとの連続ドラマが放送されるようになりました。

転勤に伴い東京のお受験地獄のまっただ中に引っ越してきた家族をコメディタッチで描くドラマと言えばよいでしょうか。私の大好きなドラマです。

テーマ曲は小泉今日子さん

テーマ曲は小泉今日子のMy Sweet Homeという曲で、とてもテンポの良い曲です。この曲も大好きだったりします。探してみると今では小泉今日子のベストアルバムでしか手に入れることができないようです。

名門幼稚園に入園

第一話は北海道から東京へ井上家が自家用車を使って引っ越してくる場面から始まります。長男の翼君は幼稚園に入るのですが、その幼稚園は名門の受験幼稚園。しかも小学校受験をしない子はいないような幼稚園です。

3家族

そこに通う園児達はベンツで送り迎えされるほどの児童もいます。この児童の親のバブリーな夫婦は高樹沙耶さんと金田明夫さんが演じる桜井家です。娘(さやか)のクレヨンしんちゃんの野原しんのすけのマネはとても上手いです。父親と母親のことを「きよし」、「かがり」と名前で呼んでしまいます。

もう一つ、丁寧に描かれている家族は受験の道をひたむきに走る段田安則さんと深浦加奈子さんが演じる吉永家夫婦です。

この3家族を中心にして物語は進んでいきます。

お受験バトルへ

もともと、翼君のお母さん(井上若葉:山口智子さん)もお父さん(布施博さん)もお受験なんていうものには一切の関心がありませんでした。近所の人から「お宅はどちらを受けるの?」と興味深そうに聞かれても、「お受験は考えていない」とキッパリと答えています。

にも関わらずお母さんの若葉さんにはお受験の話しがどんどん聞こえてきます。そんなこんなのうちに知り合った人に紹介されて、塾の体験入会へ行き、翼君がうまく質問に答えられなかったりして、翼君自身が「悔しい」と言う姿を見て若葉も複雑な気持ちになります。そんなこんなで、井上家はそのままお受験戦争へとまっしぐらに向かっていきます。

頼子先生登場

この受験塾、先生(カリスマ講師)役は野際陽子さんが演じています。この先生役が実にいいです。モーレツな教え方の裏には子供を思いやる姿も時折見せて、なかなか味のある演技をしています。

この先生からも若葉はどんどんと影響を受けていってしまいます。(この山口智子さんと野際陽子さんの組み合わせではこのスィートホームが放送される前年に放送されたダブルキッチンでも共演していて話題になっていました。脚本もダブルキッチンと同じ西荻弓絵さんです。)

こんな受験戦争の中にいてもお父さんの方はいたってのんきです。お受験なんか一切興味なしという感じで何話かが過ぎていきますが、だんだんと回が進んでいくうちにお父さんの行動にも変化が現れます。

(2006/10/24追記)

第二話 女房 受験にハマる

今日は第二話を見ていました。塾がおわったあとに公園近くから会社へ電話をしていたのですが、公衆電話を使っています。10年も前ならば当然の風景だったのですが、今ではこのような公衆電話ボックス自体、みかけなくなってきたような気がします。携帯電話の登場によって、これだけ大きな変化があったというのをつくづくと感じてしまいました。

第四話 発情するクリスマス

第四話はとんでもないタイトルです。最初から布施博さんがトイレで若葉の親友で独身の原槙子(とよた真帆さん)から抱きつかれて同僚から見られてしまったり、桜井家のお父さんの浮気相手の現場に乗り込んだり、波乱の幕開けになっています。

若葉はスーパーマーケットでのレジ打ちのパートや家事、頼子先生の講義など、あっちこっちで大騒ぎをしながら走り回ります。

頼子先生はやはり的確な講義をテキパキと実施、ミッション系の学校を受ける場合は冬休みのうちに洗礼を受ける、虫歯を治す、夜更かしをしない、お正月という伝統的な行事をしっかりと覚える、年末の大掃除(たとえば雑巾の絞り方)といった、とても具体的な講義でした。

最終回

翼くんは他に受けていた小学校が全滅という状況で、本命の難関小学校のみとなってしまいました。しかし、夫がどうしても出席しなければいけない会社の会議が難関小学校の親子面接と同じ日に入ってしまいます。

若葉は会社に嘘をついてでも親子面接に出てほしいと夫に訴えますが、夫は「俺のサラリーマン人生をかけた大切な会議なんだ。わかつてくれ」と会社の方を選んでしまいます。

若葉の父親が「いい夫婦っていうのは、どちらかがいなくても片方だけを見ればわかるものなのじゃないか?」と言う場面があるのですが、とても良い言葉だと思いました。

会議の方はうまく終わって同僚の協力もあって、夫はなんとか親子面接に間に合いました。親子面接も途中まではマニュアル通りに受け答えが進んでぃしたが、途中からの夫の言葉もよくできていますし、最後の翼くんの「お父さんもお母さんもニコニコしているから良い学校だと思います」と言う受け答えも最高でした。

(2006/10/25追記)

竹橋パレスサイドビル

翼君のお父さんが通っている会社は、竹橋にあるパレスサイドビルのようですね。以前、ここにあったドコモショップにカシオペア(PDA)を買うときに行った記憶があります。このパレスサイドビルは毎日新聞社がほとんどの階を使っていたかと思います。東西線の竹橋駅に直結していて、首都高速道路と皇居にはさまれるようにして立っている大きなビルです。

竹橋パレスサイドビル

(2007/04/01追記)

DVD-BOX発売

このドラマのDVD-BOXが発売されるようです。アマゾンの商品ページへのリンクを掲載しておきます。この機会にいかがでしょうか。2007年の4月25日の発売予定です。これだけ昔のドラマであるにもかかわらず、今になってDVD-BOX化されるというのも、このドラマの人気の表れだと思います。

このドラマ自体、もうかなり昔のドラマになってしまいました。ネットで検索をしているとsweethomeに出ていた翼君は今は何をやっているのかといったQ&Aが掲載されているサイトもありましたので参考にリンクを掲載しておきます。

昔のドラマ「SWEET HOME」に出演していた子役のつばさ君はどこへ。 – Yahoo!知恵袋

お受験

今では小学校受験をすることを「お受験というのは当たり前のこととなりましたが、このドラマの放送で一般的に使われるようになったと言われています。社会的にもインパクトの強かった作品だということが、この「お受験」という言葉からもよく分かります。

再放送(2021年8月)

BS-TBSで2021年8月27日(金)から月曜日から金曜日の午後5時から5時54分に再放送されます。さっそく見てみたのですが、なんとなく画像の切れが良くなっていて解像度も上がっているような印象を持ちました。

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