Gmailでメールの異変?

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 グーグルのメールサービスであるGmailですが、数ギガバイトにも及ぶディスク空間を無料で使用することができて、とても便利なメールシステムで人気が出ています。

 今までのメールシステムは自分のパソコンでメールを受信したらサーバー側のメールを消すのが普通でしたが、このグーグルのGmailについては、メールサーバー側にずっとメールを残しっぱなしにするという、今までとまったく発想の違うメールシステムになっています。

 自分のパソコンはディスクがクラッシュしたりすると一発で内容が失われてしまう危険がありましたが、Gmailのようなシステムではサーバーでメールを保存しておいてくれるので堅牢性がるように感じていました。しかし、最近、ごく少数ではありますがメールやアドレス帳が消えるという事件が発生しているそうです。Firefox2.0を使っていると、この現象が発生しやすいという情報もありました。

 ★TechCrunch Japanese アーカイブ » Gmailの大惨事: メール大量消失の報告

 私も普段はFIREFOX 2.0を使用していて、Gmailにログインすることも多いので、もしかして消えてしまったのかな?と心配になり確認したところ、大丈夫なようです。現時点1727件のメールが保存されています。

 この記事を読むと、60人程度の人について消えてしまったようです。私はGmailについては日常使用しているメールのバックアップのために使用しているだけなので、もしもGmail側のメールが消えてしまってもそんなに大きな被害ではありません。しかし、Gmailのみを積極的に使用している場合には影響が大きかったのではないかと思います。グーグルの方でもディスクのバックアップを取っていたとは思うのですが、そこからのリストアもできなかったということでしょうか。ちょっと怖いです。


 今やメールは仕事でもプライベートでもなくてはならないものになってしまいました。また、やりとりしたメールのログもあとから見ることも多くなってきています。従って、メールについてはできるだけバックアップを取っておくことをお勧めします。私はメインのプロバイダに@niftyを使用しています。そして、@niftyには受信したメールを他のメールアドレスに転送する機能があります。この機能を使ってGmailのメールアドレスにコピーを転送することにより、メールのバックアップをしています。

 さぶでは「さくらインターネット」のレンタルサーバーを借りているのですが、こちらにもメールシステムがついています。このメール機能でも転送をすることができるので、Gmailにコピーを転送するようにしています。これで、もしも自分のパソコンがクラッシュしてしまったとしても、メールの内容だけはGmailから参照できることになります。

 電子化されて情報がコンパクトに保存できるようになりましたが、無くなってしまうときも一瞬に無くなってしまうという怖い社会になってきました。何事も大事なデータについてはバックアップをすることを考慮した方が良いかと思います。

(2006/12/31追記)

 今回のメールの消失についてはFIREFOX2の脆弱性によりパスワードが流出したためではないかという情報が下記のエントリーにありました。

 ★Gmail 消失問題はパスワード漏洩が原因? – えむもじら

 私もFirefox 2を使用しているのでちょっと怖い情報です。インストールしているアドオンが対応していない関係から、まだ最新版の適用を留保していたのですが、この機会にアップデートをしておこうと思います。

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