Windows Vista発売

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windows vista

 マイクロソフトから昨日、Windows Vistaが発売されました。都心の量販店では午前0時からの深夜販売を実施したようで、それなりに盛況だったようです。ヨドバシカメラのマルチメディアAkibaでは深夜のイベントにファンが集まって約400本近くのソフトが売れたそうです。ビックカメラの有楽町店では約100人が列を作っていたと報道されています。しかし、私の目から見ると、Windows2000やWindows XPが発売されたときのような感覚がありません。

 Windows2000のときにはWindows NT系列が持つシステムの堅牢性とWindows95系列が持つシステムの使いやすさが融合されたタイミングでした。ここでWindowsは一つの完成期を迎えたと思います。

 Windows XPではWindows2000の基盤の上にさらにパソコンを使いやすくするための工夫が色々と機能として追加されました。例えば、システムの復元という機能については、自分がさかのぼりたい時期を指定するだけで、あとはOSが勝手にその時点の環境にパソコンを戻してくれます。ドキュメント類については最新の状態のままで残しておいてくれるので、ドライバの相性などソフトウエア的な理由でシステムが不安定になったような場合に元に完全に戻すことができるので、とても便利な仕組みです。


 Windows 2000やXPのときには、早めに単体販売されているパッケージを購入して、自分が持っているパソコンのアップグレードをしようとしていましたが、現時点ではWindows XPで正直満足です。Vistaをすぐに購入してパソコンをアップグレードしようというつもりにはなかなかなれません。

 USBメモリなどが増設メモリとして機能してパソコンの速度アップに貢献するWindows Ready Boostといった新機能に興味はありますが、USBメモリで増設するくらいであれば、あいているメモリスロットに買ってきたメモリを増設してしまったほうが良いような気がします。

 現在使っているノートパソコン、例えばTHINKPAD X40であれば、もうメモリを増設する余裕はありませんが、Windows XPを使っている分には十分な容量(256MB+512MB)です。Vistaを買ってメモリが足らなくなってしまうのでUSBメモリで増設するなんてことをしていたら、本末転倒になってしまいます。

 新しいインターネットエクスプローラーもタブブラウジング機能などがついて、かなり使いやすくなっていますが、私の今の常用ブラウザはFirefoxであるうえ、WINDOWS XPを使用していてもマイクロソフトからIE7をダウンロードしてくれば使うことができてしまいますので、あえてVistaを購入する理由にもなりません。

 多分、新しいパソコンを購入する機会にたまたまWindows Vistaが入っていたというのが私にとって最初にWindowsVistaを購入するときになるのではないかなと思っています。

(2007/02/04追記)

 どうも、Windows Vistaを使うとパソコンが重くなってしまう印象があるのですが、逆にVistaはXPよりもパフォーマンスが高いというレポートもありました。よく使うアプリケーションのメモリーへのキャッシュ機能、USBメモリなどを使用した、Windows Ready Boost、バックグラウンドタスクのIO優先度制御などにより前面で使用しているアプリケーションは快適に使用できるというレポートです。理論的にはその通りかと思うのですが、実際にもそうなっているのか否か、同一スペックのパソコンでぜひ比較をしてみたいところです。

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