MovableType 4にアップグレードした

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mt-movabletype

■Movable Type 4をインストールした
今日から夏休みで時間に余裕ができたので、このサイトのエンジンを最新のMovableType 4にアップデートしてみました。以前にも1回、試用したことがあるので大体の使用感は判っています。WordPressにも浮気をしてみたのですが、長年使ってきたMovableTypeの方が手になじんでいることもあり、またしばらくの間はMovabletypeを使っていきたいと思います。

■個人使用は無料
このMovableTypeですが個人が使用する範囲では条件で決められている範囲の中での使用に限って無料で使用することができます。WordPressなどは完全にフリーなのに比べると、少々制限が厳しいかもしれませんが、私が普通に使用する分には、このライセンス条件で十分に実用に耐えます。

■ダウンロード先
sixapart社のMovabletypeの製品説明の中では、個人使用版に関するダウンロードリンクがなかなか見つけにくいところにあるのですが、下記のURLにアクセスするとダウンロード先を示したリンクを見つけることができます。

Six Apart – Movable Type のライセンスと購入について

個人ライセンスとは、個人名義でダウンロードされ、個人所有のサーバーやレンタルサーバーで個人的な日記等を書くためのライセンスです。この用途であれば、アフィリエイトをおこなうことに問題はありません。
それ以外の目的でご利用の場合はライセンスパックをご利用ください。法人や団体、個人事業での利用の場合はブログの内容に関わらずライセンスパックが必要です。
また、個人ライセンスはインストール代行、サイト構築代行はできません。インストール代行、サイト構築代行にはライセンスパックをご利用ください。

■参考にした情報

今回、アップグレードをするときに参考にさせていただいたのは小粋空間さんの記事(小粋空間: Movable Type 3 から Movable Type 4 へのアップグレード方法)です。

最後に念のため、mt.cgiと同じディレクトリに入っている、mt-check.cgiとmt-upgrade.cgiについてはサーバー上から削除をしておきました。

この記事に完全に従ってアップデートをしたところ、全てのアップデートが終わったところでチェックすると不具合が発生しました。私の使用している環境に依存している問題なので手順の問題ではありません。

■不具合発生

投票をするためのプラグインを使っているのですが、このプラグインがうまく動作しません。この手順は出来るだけ以前のゴミが残らないようにしてアップデートをする手順なのですが、色々とカスタマイズを加えていた関係で、必要なファイルが完全に新しい環境に引き継がれていなかったようです。どのファイルが必要なのか探し出しながら新しい環境にコピーをしていくのも大変なので、今回は反則技を使うことにしました。

■別の方法でインストール【自己流・無保証・・】

その方法は、MovableType3.3がインストールされているディレクトリの上に直接、MT4を上書きしてしまう方法です。今回は環境が破壊されてしまっても何とかなるように、小粋空間さんの手順に従って、もとの環境についてはしっかりとローカルパソコンにFTPソフトを使ってバックアップをしておきました。また、MySQLのデータベースについても、サーバー上の別の領域に待避をしておきました。色々と大胆な実験ができます。

この状態でもとのMovbableType3.3がインストールされていたディレクトリの上から直接MovableType4をFTPソフトで上書きをしていきます。そして、mt.cgiを起動してアップグレードを完了させました。おそるおそる、一つのエントリーを再構築し、投票(MT-VOTEプラグイン)をしてみると、今度はうまく動作しました。大丈夫そうです。

■管理画面は一新

従来のバージョンと比較すると全くと言っていいほど違うデザインの管理画面になっています。また、「ダッシュボード」という名前が使われていたり、何となくWordPressの管理画面に近づいたのではないかという感じもします。たぶん、初めてMovableTypeを使用する人から見ると、こちらのデザインの方が取っつきやすいのではないかと思いますが、古い管理画面に慣れてしまっていると、どこに何の機能があるのか、昔の管理画面のデザインと頭の中でマッピングをしながら操作していく感じになります。この新しいデザインに慣れれば特に違和感なく操作できるような気はします。

■利便性・信頼性は向上

たとえば記事を作成している最中には逐次自動でバックアップを取ってくれています。もしも記事を書いている途中でブラウザを閉じてしまっても、直近でバックアップしたところには戻れるようになっているはずです。どうすれば中断した時点に戻ることができるのか、今ひとつ操作方法がよく判らなくて理解できていないのですが、もしも事故が発生したらうまく活用したいと思います。

■関連記事が表示されない

しかし、一つ不可解なところを見つけてしまいました。「関連記事」が表示されていません。関連記事はmtrelatedentriesというタグで表示させているのですが、このタグがうまく動作していないようです。このタグは「TagSupplementalsプラグイン」で使うことができるようになるタグなのですが、どうもTagSupplementals自体が動いていないようです。管理画面のプラグインの一覧を見てもうまく表示がされていないので、組み込み自体、されていないのでしょう。このプラグイン、かなりメジャーだと思うので、ネットで情報を検索してみたのですが、うまく欲しい情報がヒットしません。

今のところ、関連記事の表示はうまく出来ていないのですが、そのうち問題が解決するときが来るだろうということで、このまま継続してアップデートした状態で使っていこうと思います。

■再構築が遅い・・

何となく再構築に時間がかかるようになってしまった感じがします。MT3.3のときにはもう少し、キビキビと動作していたと思うのですが、何となくもっさり感が漂っています。今後のバージョンアップでもっさり感がなくなって、またキビキビと動くようになると良いのですが、やはり難しいのでしょうか。

■写真のアップロード

以前のMovableTypeでは写真などをアップロードしてブログの記事の中に貼り付ける機能はありましたが、いったんアップロードした写真を管理するような機能は付属されていませんでした。全て、FTPソフトなど独立したソフトウエアでメンテナンスをする必要がありました。しかし、今回のMovabletypeでは簡単なコンテンツマネージャーが付属しているので、以前アップロードした写真などを再度確認して記事に貼り付けるようなことができるようになっています。

SANY0024.JPG

(2007/08/25追記)

関連記事を表示させるために使っていたTagSupplementalsプラグインがMovable Type 4でも使えるようにアップデートされました。こちら(TagSupplementals_Plugin.ja_JP – Ogawa::Code – Trac)で公開されています。この新しいバージョンをインストールしたところ無事に関連記事が表示されるようになりました。

これで、MovableType4を使用していて大きく困ることは無くなりました。引き続き、使っていこうと思います。

コメント

  1. アップデートに伴いコメント投稿機能をチェックします。