Movable Type 4.1 のリリース候補第2版 (RC2) が公開された

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 サーバーへプログラム類をインストールして公開するタイプのブログでスタンダードになっているMovableTypeを開発しているsixapart社で、そろそろ新しいバージョンのMovabletypeが公開されようとしています。前回はメジャーバージョンアップでMovableType4.0が公開されて、そしてすぐにそのバグフィックス版の4.01が公開されました。現時点ではこのブログでは4.01を使用して公開しています。

 Movabletypeは記事を公開したあとに、各記事ごとに静的にページが作成、公開されるので、トランザクション量が多いWEBサイトを公開していても、サーバーに負荷をかけにくいのが魅力のブログシステムです。反面、ブログのデザインを変えたくなったときなどは、過去に投稿した記事も含めて「再構築」という作業を通して静的なページを作り変えるという作業が必要になるところは一つのデメリットになります。

 最近では動的にページを生成するWordPressなどのブログシステムも普及してきていますが、MovableType自体も「ダイナミックパブリッシング機能」というものが追加されて、動的なページ生成もサポートされるようになりました。ダイナミックパブリッシング機能を使用すれば、再構築をするという作業からは開放されますが、ページにアクセスしたときに動的にページを生成する負荷はサーバーに与えてしまうので、静的にするか動的にするかは、そのブログの特性に応じて決める必要があるでしょう。

 そのMovable Typeですが、現在、Ver4.1の公開に向けた準備が進められています。すでに12月からベータ版の提供があり、利用者から各種のフィードバックを受けることで、プログラムの品質安定化を進めてきていました。そして、1月19日にはリリース候補版1(RC1)が公開されました。そして、1月23日付でリリース候補第2版 (RC2)が公開されました。


 今回、RC1からRC2で修正された箇所に関しては、こちら(4.1ベータ)のページを確認することで知ることができます。この内容を確認してみると、過去のベータ版のアップデートのときと比べても、修正事項の数が非常に少なくなってきているので、プログラムそのものの品質が安定してきていることがわかります。

 RC3版が出るのか否か判りませんが、そろそろ、正式版のVer4.1が公開されるのではないでしょうか。問題はこのブログサイトでいつのタイミングで4.1にバージョンアップするかになります。

 時間を見つけて、可能であればRC2版についてもアップデートをして確認してみようと思います。

(2008/01/23追記)

 会社から自宅に帰ったあとに時間を取ることができたので、RC2版をインストールしてみました。データベースのバックアップについてもムーバブルタイプのシステムメニューの中にあるバックアップ機能を活用してみましたが、意図したとおりに圧縮した状態で手元のパソコンにデータベースのバックアップファイルをダウンロードすることが出来ました。使い勝手の良いバックアップシステムだと思います。

 アップグレードそのものはうまくいったのですが、問題が2点あります。一つは下記のメッセージがダッシュボードで消えません。

supportディレクトリに書き込みできません。/home/xxx/www/xxxx/mt- static/support/dashboard/stats/0/004/001にディレクトリを作成して、ウェブサーバーから書き込みできるパーミッションを与えてください。

 指示された場所には既にきちんとディレクトリが出来ていました。そのディレクトリのパーミションやその親ディレクトリを「777」にしてみたのですが、なぜかこのメッセージがダッシュボード上から消えません。何が問題なのか判らないのですが、もう少し試行錯誤してみようと思います。

 また、各管理画面の表題が、

 ・Edit ブログ記事
 ・Create ブログ記事
 ・Manage ブログ記事

 といった形で和製英語?のようになっている部分があります。これも不具合というよりはベータ版固有の事象だと思いますので、今後のアップデートで改善されるものだと思います。

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