家電量販店業界ではヤマダ電機が独り勝ち

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ヤマダ電機LABI

以前は色々な家電量販店が競争を繰り返している感じだったのが、最近ではヤマダ電機の独り勝ちになってきてしまいました。売上高は2兆円、そして経常利益も1000億円にのせることが視野に入ってきたようです。

私自身は近所にヤマダ電機が無かったこともあり、あまり親近感のある量販店ではありません。

週末になると、新聞のチラシに家電量販店のものがたくさん入ってきますが、ヤマダ電機の広告は滅多に入ってこないので、どの程度、値段が安いのかも今ひとつ良くわかりません。

やはり、コジマやヨドバシカメラ、ビックカメラといったお店が私にとっての家電量販店です。しかし、ヤマダ電機は大規模なM&Aを繰り返して、どんどん会社の規模を大きくして、現在の規模になってきました。

最近ではキムラヤを買収して、立地条件を考慮しながら店舗を順番にヤマダ電機系列のお店に切り替えているようです。今までは、ヤマダ電機は郊外に大きな店舗を構えるのが一般的でしたが、今回のキムラヤの買収により、都心のターミナル駅の近くにも店舗を手に入れることができました。

また、秋葉原駅の近くに店舗を開店したり、新宿駅西口の大激戦区にも店舗を出店することを発表したりと、まだまだヤマダ電機の動きからは目が離せません。

どの業界でも、ある一社が大半のシェアを占めるようになってしまうと、競争が徐々になくなっていき、その業界全体が段々とつまらなくなってしまうので、出来れば、ほかの量販店にも頑張って欲しいところです。

【2014/08/15追記】

最近では家電の売り上げに陰りが出ており、ヤマダ電機も業績面で苦しんでいます。不景気やネット通販の台頭により店舗の売り上げに影響が出ています。郊外のヤマダ電機に行ってみると、かなり建物が老朽化していることが目立つ店舗も増えてきました。利益を稼ぎ出すために、改装費などを節約しているためかもしれません。一時期はディスカウントストアのダイクマの買収等により一気に店舗数を増やし売上高日本一に躍り出ましたが、いつまでも良い経営を続けるのは難しいようです。

コジマについてはビックカメラとの経営統合により、店舗もリニューアルが進んでいます。

コジマ・ビックカメラ

サミットストアなどと一緒の大型建物に店舗を出店する作戦もうまくいっているように見えます。また、エディオン、ケーズデンキなどの量販店もよく見かけるようになってきて、ますます、家電量販店の戦争は勢いを増しているように見えます。

今後、ヤマダ電機がどこまで業績回復するのか気になるところです。

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