小仏トンネルを先頭にした渋滞

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高速道路

 元旦の日に秩父から雁坂トンネルを経由して山梨市に出て、勝沼インターチェンジから中央自動車道に乗りました。元旦だったので中央自動車道も空いているだろうと思っていたのですが、小仏トンネルを先頭に渋滞4Kmの表示が出ています。

 中央自動車道の上り線に休日の夕方頃に通ろうとするとさらにひどい渋滞に巻き込まれてしまい、上野原あたりのインターチェンジで降りてしまうこともあったのですが、4Km程度であればそのまま通過してもたいしたことないであろうと思い、そのまま中央道を走ってみました。

 やはり渋滞情報のとおりに、小仏トンネルの手前から渋滞は始まっていました。ただ、渋滞とは言っても、止まってしまうようなことはほとんど無く、時速20Km程度では動いています。ちょっと気になったので渋滞の定義を調べてみると、日本高速道路株式会社では時速40km以下で1kmの車列の延長が15分以上継続したときを渋滞と定義しているようです。


 上野原インターチェンジから小仏トンネルの手前までは登坂車線を合わせて3車線があります。登坂車線は先を急ぐクルマが追い越し車線代わりに使っているようでした。マナーの良いドライバーは登坂車線を使わずに走行車線か追い越し車線を使っています。私は追い越し車線でノロノロ運転をしていました。

 小仏トンネルの手前では、「渋滞解消1,5Km先」という表示がありました。そして、小仏トンネルの中に入ります。小仏トンネルの中では徐々にスピードが上がっていきますが、全力疾走とはいきません。時速40Kmから50Km程度ではなかったかと思います。そして、小仏トンネルを出た直後あたりにグングンとスピードが上がって、80Km/hで走行できるようになりました。

 ニュースなどで、「小仏トンネルを先頭に渋滞xxKm」という報道はうんざりといっていいほど聞きます。それでは何故この小仏トンネルが渋滞の先頭になってしまうのでしょう。答えはWikipediaに解説されていました。

 ・直前まで3車線であったものが小仏トンネルの手前で2車線に減少する
 ・相模湖インターチェンジからトンネル中間あたりまで上り坂になっていて速度が落ちる

 構造上、致し方無いようです。とすると、これからも中央自動車道はずっとこんな渋滞を繰り返すのでしょうか。一応、対策としては、トンネル内装板の取替や照明の変更 (黄色から白色の蛍光灯)が行われているようです。これにより、トンネルの中を明るい感じにして、トンネルにクルマが入ったときに少しでも速度が落ちるのを防ごうとしたようです。しかし、この対策を打っても、結局は渋滞は続いています。今後の抜本対策の実施を望みたいところです。

【2010/11/23追記】

 今日は勝沼インターチェンジから調布インターチェンジまで中央自動車道にのりました。小仏トンネルを通過したのは午後3時過ぎです。このときは、VICS情報では渋滞の表示はまだ出ていませんでした。勤労感謝の日で祝日でしたが、朝から雨が降っており、観光で出かける人の数が少なかったこと、まだ帰りの時間としては少し早めだったことで渋滞を避けられたのだと思います。

 とはいっても、小仏トンネルの中に入ってみると、見る見るうちにクルマのスピードは落ちていき、時速30Kmほどになってしまいました。交通量が多ければ間違えなくどんどん後ろの渋滞が延びていくはずです。ちょうど、渋滞が始まる直前のトンネルの中はこんな感じになっているのでしょう。

 このスピードはトンネルを出るまでは回復せず、トンネルを出てしばらくしてからやっと時速80Kmほどで走ることができるようになりました。

 何とか、小仏トンネルとは別に2車線のトンネルを別に作って合計4車線分に拡幅してもらえると助かるのですが、難しいのでしょうか。

【2011/12/18追記】

 小仏トンネルで渋滞が発生しているとき、もしも富士五湖周辺にいる場合には、山中湖付近から道志みちを通って相模原に出るルートが回避ルートとして使うことが出来ます。

 ☆中央自動車道の渋滞を道志みちで回避しました

 また、都留市から秋山を通って相模湖へ抜けるルートもあります。色々なルートを試してみたいと思います。

【2012/09/12追記】

 中央道では小仏付近の渋滞を少しでも緩和するために、色々な対策が行われています。

 ☆中央道の渋滞対策

 ただ、この程度の対策では小仏を先頭にした渋滞はあまり解消する気配がありません。小仏トンネル自体をもう一本別に作って、左ルート、右ルートの二種類を作るとか、並行する甲州街道用に別にトンネルを作って大垂水峠越えをなくすとか、何か抜本的な対策を取って欲しいと思います。

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