上海万博のPRソングが岡本真夜の曲にそっくり

まもなく始まる上海万博ですが、そこで使われているPRソング「2010年はあなたを待っている」が、日本のシンガーソングライターである岡本真夜さんの曲にそっくりではないか？という報道が、あちこちのところで流されました。このPRソングは2004年に行われた公募で万博優秀曲として選ばれた曲です。

最近のニュースを見ていても、この話題を紹介しています。ニュース自体でも、上海万博のサビの部分と岡本真夜さんのヒット曲「そのままの君でいて」のサビの部分を交互に流していました。歌詞こそ中国語と日本語で全く違いますが、曲の雰囲気はうり二つです。

また、YoutubeにもPRソングのフルコーラスが公開されています。こちらを見ると、サビ以外の箇所でも「そのままの君でいて」と似ているところがたくさんあって、本当に驚いてしまいました。

2004年に公募で選ばれてから既に6年が経過しているのに、何故今まで誰も気がつかなかったのが不思議です。

実はこの曲が流行った頃の岡本真夜の曲は私も大好きで、今でもしっかりとiPodやiPhoneの中に入れてあります。

今夜の報道を見ていると、万国博覧会事務局が17日に使用を暫定的に停止することを決めたことを報じていました。このブログを書いている18日の夜23時時点では岡本真夜のオフィシャルホームページを見ても、特に今回の一件に関する見解は公開されていないようでした。今後の動きがどうなるのか気になります。

【2010/04/19追記】

今日になって岡本真夜の所属事務所と本人が上海万博実行委員会から楽曲の使用申請があったことに対して快諾したことが報道されました。これで、上海万博の公式PRソングが利用できるようになるのではないかと思います。非常にスムーズに解決の方向に向かっていて、とても良かったです。

【2020/05/30追記】

テレビ出演

BSテレ東の「今聴きたい！最強プレイリスト〜元気になれる名曲50選〜」という番組を見ていると、リモートで岡本真夜が出演して、ピアノ演奏付きでtomorrowを歌っていました。今は新型コロナウイルス感染拡大防止のために密を避けているので、リモートでの出演です。岡本真夜さんのご自宅だったのでしょうか。グランドピアノと背中側には雰囲気のある棚がありました。どこにマイクがあるのか分からなかったですが、歌声もピアノの音もよく拾っていました。普通にインターネット回線を使って中継していると思うのですが特に違和感なく聴くことができました。

秘話

テレビを見ていると岡本真夜さんのデビュー秘話が紹介されていました。高知県で祖父母の元で育った岡本さんは自分で作った曲を東京のプロダクションなどに送っていました。そんな中であるプロダクションから東京に出てこないかと声をかけられて祖父の猛反対の中、半ば家出のように東京に出てきました。

ＣＭソングに起用される話しもあったのですが、後日、大物シンガーが担当することに変わってしまいました。そんな状況の中でも曲を作り続けた岡本さんは、祖父からもらった手紙をもとに曲を作りました。その曲がTOMORROWだったそうです。

「涙の数だけ強くなれるよ」という部分はその祖父の手紙をヒントにして作った歌詞でした。その後、この曲がドラマの主題歌に採用されて大ヒットにつながりました。