トヨタのプリウス(プラグインハイブリッド車)は300万円以下

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トヨタ-プリウス

 トヨタ自動車が来年(平成23年)の末に発売を予定しているプラグインハイブリッド仕様のプリウスが300万円以下で発売する方向で検討していることがマスコミで取り上げられました。従来のプリウスではガソリンエンジンで走行してブレーキをかけたときなどに発電した電気を蓄える方式になっていますが、プラグインハイブリッド仕様のプリウスでは、電気自動車と同じように家庭などで充電して走行できるほか、充電している電池が無くなった後はガソリンエンジンで走行を続けることが出来ます。

 車載用のリチウムイオン電池の量産化により製造コストが下げられると判断したことが、今回の販売価格を下げる方向で検討した要因になっているようです。

 すでに電気自動車に関しては、三菱自動車のi-MiEVが398万円で販売されているほか、日産自動車のリーフも376万円で販売されることが決まっています。プリウスのプラグインハイブリッド車ではこれらの価格設定よりも100万円近く安い価格が設定されることになります。

 昨年12月に法人向けに600台限定でプリウスPHVを販売したときの価格は525万円でした。この価格から考えれば大きな値下げになります。昨年の12月に発売されたときの仕様はフルに充電をした状態で最大23.4Kmまでは電気だけで走ることが出来るようになっていました。日産のリーフなどは電気だけで160Km走ることが出来るようになっています。従って、プリウスのプラグインハイブリッド車はそんなに多くのリチウムイオン電池が搭載されていないことが判ります。今回のマスコミ報道ではこの電気だけで走ることが出来る距離が公表されていませんでしたが、もしも昨年発売されたプリウスPHVと同じ仕様だったとすると、単に価格だけで三菱自動車や日産自動車の電気自動車と比較をするのは不公平かもしれません。

 ただ、23.4Kmを電気だけで走ることが出来れば、日常の買い物などは電気だけで走行できる可能性が高くなります。とすれば、ガソリンの消費量を大きく減らすことが出来て、節約につながるかもしれません。また、本格的に長距離の運転をするときには、充電のことを心配しなくても、いざとなればガソリン車として運転することが出来ますので、安心してドライブすることが出来ます。これがプラグインハイブリッド車の最大のメリットだと思います。

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