甲州街道の上北沢付近の構造

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東八道路

甲州街道(国道20号線)を新宿駅南口付近から西に向かって走っていると、永福インターチェンジを過ぎた上北沢駅近くの構造にいつも違和感を感じます。上北沢付近までは道幅が非常に広くて片側3車線から4車線で道が整備されていて、環状七号線や井の頭通り等の大きな道路との交差点では立体交差で抜けられるようになっています。

この立体交差している中央寄りの2つの車線を走ったまま、この上北沢付近まで行き、そのまま真っ直ぐに行くと、環状八号線(荻窪)方面に行くための立体交差に吸い込まれていってしまいます。


もしも、甲州街道をそのまま西に行きたいのであれば車線変更をして、外側の2車線のうちどちらかを走らなければいけません。いかにも本線と思える方の車線を何故環状八号線の方向に流していったのか考えてみると、これは現在の東八道路を甲州街道のバイパスとしてクルマを流していきたいという思いがあるのではないかと思います。

現在、東八道路については三鷹市の三鷹台団地南口(下本宿)付近で途切れてしまっていて、その先は下本宿通りが続くような格好になっています。この下本宿通りを使えば、首都高速道路の高井戸インターチェンジまで出ることが出来るのでなかなか便利なのですが、何しろ道が狭い上に、途中ではグニャリと90度の直角カーブが2つ連続で続くところもあり、あまり良い道ではありません。とても、東八道路から直結している道路とは思えない状況です。

東八道路自体は現在途切れている付近から少しだけ北の方を目指して玉川上水と人見街道が交差する橋のあたりを目指し、ここから玉川上水の両側を整備して高井戸までつなげる計画です。この牟礼あたりの玉川上水については武蔵野の自然を非常に残した場所なのですが、この両側に交通量の多い大きな道路が出来てしまうのは非常に残念です。

出来れば、今の下本宿通りを整備して高井戸まで接続して欲しかったと思います。本題に戻すと、甲州街道の上北沢付近から分岐して環状八号線方面へと続く立体交差はこの東八道路に将来はそのまま接続するものと思われます。

そして、甲州街道の交通を極力東八道路側に流そうとしているのでしょう。東八道路自体は三鷹市の野崎付近で混雑する以外は小金井市に入るまでは混雑するポイントはあまりありません。まだ、道路自体の許容量は大きいと思いますので、甲州街道の交通量を減らすためには良い対策なのではないかと思います。

問題は府中付近で甲州街道と接続する本宿交番前交差点から日野バイパスと分岐する国立インター北までの混雑をどう緩和するかです。本来は東八道路は日野バイパスに直結する方針なのではないかと思いますが、まだその工事が始まるような様子はありません。このままだと、高井戸に東八道路を接続する工事の方が先に終わるのではないかと思います。西原町一丁目交差点から国立インター北交差点までの工事が今後どのような計画で進むのかも気になるところです。

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