東京電力の電気は余っている?

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高圧線

ワールドビジネスサテライトを見ていると、東京電力の電気は余っているという特集をしていました。東電が「西へ融通検討」という発言をしていたり、JR東日本などが発電していて余っている埋蔵電力についても、「東京電力から融通して欲しいという依頼が来ていない」というヒアリングの結果を理由としてあげられていました。


東京電力の原子力・立地本部長代理が12日の会見で、「その日の電力の需給状況で余力がある場合、西日本の電力会社から融通の要請があれば余力の範囲で要望に応えたい」と説明したそうです。

現在、日々の気温が非常にあがっていますが、会社などでは冷房の効きを悪くしたり、照明を極限までさげていたりします。しかも、熱中症になる人も増えてきています。先週は4520名の人が熱中症で緊急搬送されました。この数字は前年同期比で5倍の数字なのだそうです。特に節電意識が高く、極限まで冷房をすることを我慢している年配の方の熱中症も目立ってきているそうです。

東京電力としては、ここまで節電の呼びかけをしてきた関係で、「実は余っています」と説明しにくい状況であることは容易に理解できますが、熱中症で身体をこわす人が増えてしまっては、大変なことになります。東日本から西日本へ電力を融通することを考える前に、西日本でもある程度の節電の取り組みをして、東京電力館内ではお年寄りの家庭など冷房を使っても良いように周知すべきなのではないかと思います。

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