iPhoneのストレージからデータを退避できるiCloudを利用

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icloud

iPhone4を使っていますが、先日、OSをiOS5にアップデートしました。iOS5の目玉は何と言ってもiCloudです。これはiPhoneの中に入っているコンテンツや設定などをアップル社が管理するセンター(クラウド)に自動的にバックアップをしてくれる仕組みです。このiCloudに保存されたコンテンツや設定などはiPhone、iPod Touch、Macパソコン、Windowsパソコンなどでいつでも使うことが出来ます。

音楽、アプリケーション、写真、Eメール、連絡先、カレンダーなどをiCloud上に保存することが出来ます。iPhoneなどで設定さえ終わらせておけば、自動的にiCloudが保存をしておいてくれますので、いざというときも安心です。


このiCloudの容量ですが、iCloudに登録するだけで無料で5GBのストレージが使えるようになります。iPhoneの容量が32GBとか64GBとかあるのに、iCloudの容量が5GBしかないと、全く容量が足らないような気もします。しかし、実は原本をアップル社が持っているものについては、iCloud上にコンテンツの実体は保存されません。

あくまでも、原本がバックアップと同様に取り扱われます。諸外国では例えCDからリッピングされた音楽ファイルであっても、同じものの原本がアップル社にあれば、アップル社の原本が保存先のコンテンツとしてみなされるようです。従って、自分オリジナルのコンテンツが少なければ十分に5GBの容量で足りるという仕組みのようです。また、もしも5GBの容量で足らなくなってしまった場合には、追加のストレージを有料で準備することが出来ます。

ところが、こんなに便利なiCloudも日本では音楽ファイルについては対象にすることが出来ません。公式サイトでも、「iTunes in the Cloudの音楽機能は、現在一部の国ではご利用いただけません。」と注意書きが書かれています。この注意書きの対象に日本が含まれているようです。日本では著作権制度の関係で、音楽や動画をiCloudの対象にすることが出来なかったそうです。

iPhoneでiCloudの設定をするときには、こちらの画面で個別に設定することが出来ます。

iCloudの設定画面

この画面を見ると、音楽や動画といったものが選択肢にないことが判ります。

私のiPhoneは32GBのうち8割程度を使っています。iCloudを使ったことで、どの程度の領域をCloud側で使っているかを調べてみました。すると、たったの500MBしか使っていませんでした。

iCloudの使用容量

ただ、残念ながら音楽ファイルはCloudでの保存の対象になっていませんので、もしも音楽が対象になったら、あとどのくらいのCloud側の容量を使うことになるのかは判りません。今後、日本の著作権制度が少し変わって、Cloud側でコンテンツを管理できるようになることを望むばかりです。

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