クルマへのETC装置設置義務化の動き

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首都高速道路

国交省の有識者座長が、ETC設置義務化の検討すべきだという考えを、記者に対して示したそうです。目的は道路管理の効率化のためとしています。


駅の改札口も自動改札機が普及して行ったように、料金所の自動化も避けられない動きなのだとは思いますが、意外と突然、こんな話しが出てくるのだなと不思議にも感じました。

最近では高速道路に乗ると、8割くらいのクルマがETCレーンを選んでいるように思えますので、高速道路に乗るクルマに限ってはそれなりにETC装置の搭載率は上がってきていると思います。しかし、高速道路に乗らないクルマも含めて考えると、ETC未搭載のクルマは相当数残っているのではないかと思います。

記事を見ても全車が搭載必須になるのか、全く高速道路に乗らないクルマは対象外になるのか、今ひとつよく判りません。ただ、ETC装置自体をクルマに設置するためには、それなりのコストが発生するため、全車に設置義務化となると多くの反対意見が出てくる物と思います。移行期間にそれなりの時間をとること、そしてETC装置そのものの更なるコストの低廉化が必要になると思います。

今後、色々な議論につながるのではないかと思います。

【2021年4月7日追記】

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ロードマップを発表

国土交通省は12月17日にETC専用化による料金所のキャッシュレス化・タッチレス化についてのロードマップを策定したと発表しました。ETC専用化は都市部で5年、地方部では10年程度を目指して計画的に推進するとしています。

すでにスマートインターチェンジではETC専用となっていますが、それに加えて試行的に一部のインターチェンジをETC専用化し、その運用状況を見ながら順次の拡大を図っていくこととしています。

ETCを使いやすくするために、車載器に対する助成やETCパーソナルカードのデポジットの下限引き下げといった対策も合わせて進めていきます。2030年度には全国高速道路から有人の料金所がなくなることになりそうです。

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