iPhoneのアラーム機能に注意

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 ニューヨーク・フィルハーモニックのコンサートで携帯電話のアラーム音がしばらくの間、劇場内で鳴り響いてしまい、演奏が中断するという出来事がありました。劇場の最前列に座っていた観客の携帯電話が鳴ってしまったようです。しかも、マーラーの交響曲第九番の静かなフィナーレを演奏中に鳴ってしまったようで、タイミングとしては最悪だったと報じられていました。

 「携帯電話をマナーモードにもしないでコンサートを聴くなんて、いかがなものなのだろう」と思っていたところ、実はiPhoneでマナーモードにはしていたようです。

 iPhoneではマナーモードになっていれば基本的には音が出なくなるのですが、マナーモードにしていても音が鳴ってしまう機能があります。それは、目覚まし時計などの用途に使うアラームです。このアラーム機能ではいくつかの着信音の中から選ぶことが出来るのですが、今回、鳴ってしまったのはマリンバでした。実は私も朝起きるときに、このマリンバの音を使って起きているので、どんな音色かは非常によく判ります。

alarm iphone

 iPhoneのアラームは確かに本体でマナーモードにしていても、時間になるとアラーム音が鳴り響くようになっています。これは、誤ってマナーモードにしたまま寝てしまったとしても、朝寝坊することが無いようにするための配慮なのだと思います。ただ、マナーモードにしても鳴ってしまうので、確かにこのような静寂が求められるような場所に持ち込むときには十分に注意をしなければいけません。

 60代の男性だったようですが、このコンサートの日の前日に会社から支給されたばかりのiPhoneで、しかも会社側がアラームを設定していたようです。そんなこと、あり得るのでしょうか。本人はアラームが設定されていることを知らなかったということですので驚きです。

 iPhoneのアラーム機能が鳴り始めると、画面の中央にはスヌーズのためのボタンが表示されます。下にはスライドバーが表示されます。画面に触れてスヌーズのボタンを押しただけでは、また数分後に同じ音が鳴り始めます。本当にアラームをオフにしたいときにはスライドバーをスライドさせなければいけません。iPhoneの電源を入れるときと同じ動作です。

 日経新聞の報道によれば、「自分の携帯電話が原因だったことは帰宅時になってから判った」と書かれていたのですが、画面に触れるだけではなく、このバーをスライドするという特別な操作をしなければいけないので判りそうな気もします。もしかすると、スヌーズ機能がオフで設定されていたのかもしれません。

 私はiPhoneのアラーム機能を朝7時に設定しています。朝7時にコンサートを見ていることは、そんなには無いような気がしますが、十分に気をつけたいと思います。

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