Amazonから日本国内向けにKindleが発売されました

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kindle

7月よりAmazonでは日本国内向けにKindleを近日発売すると告知し続けていましたが、昨日になり、やっとKindleの予約受付を始めました。

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発売される機種

今回、発表された機種は下記の通りです。

・Kindle Paperwhite 11月19日 出荷開始予定 8480円から

・Kindle Fire HD 12月19日 出荷開始予定  1万5800円から

・Kindle Fire 12月19日 出荷開始予定    1万2800円から

また、Kindleストアは10月25日にオープンします。

今回、amazonは絶妙なタイミングで予約を開始したと思います。ちょうど、iPad miniの発表が行われた日の翌日で、人々が「値段が少し高いのでどうしたものか?」と思っていたタイミングです。しかも、先行して7月からサービスを開始した楽天koboも大ヒットしているような状況では無く、電子書籍を買うとしたらいったいどこが良いのだろう?と思っているタイミングでした。


楽天のKobo Touchに相当する商品は、ちょうどKindle Paperwhiteに相当するのでしょう。楽天が7980円で販売しているのに対して、それよりも少し高い8480円で商品をぶつけてきました。これで、もしも楽天が売れていたら7980円を意識した値付けにしていたと思うのですが、今の状況であれば500円ほど高くても十分に売れるだろうとAmazonは判断したのではないかと思います。

Kindle Fire

しかし、Kindle FireとKindle Fire HDについては想定以上に安い価格で商品を投入してきたと思います。中国メーカーが直接販売している安いタブレット端末なみの価格です。双方ともに2万円を大きく割った値付けが行われています。これだけの価格で販売されたら、他のタブレット端末については大きな打撃を受けるのではないかと思います。日本メーカー製の商品は全く値段では勝負になりません。

AmazonがKindleを本格的に展開し始めると、楽天Koboの位置づけは相当厳しいものになると思います。Kobo Touch自体は7980円と相当頑張った価格で販売が開始されたのですが、販売当初のトラブルが最初にイメージを悪くしてしまいました。その後もKoboストアの品揃えがなかなか目標に届かなかったり、消費者に与えた印象としてはすべて悪い方向に歯車がまわってしまった感じがあります。

楽天KOBO

楽天は日本の会社ですので是非頑張って欲しいと思っています。Koboについては海外ではKobo Touchにつづく後継機種が発売されているようですが日本ではまだ売られていません。楽天はKoboを買収しているためこのまま指をくわえて見ているわけにはいかないはずです。次に楽天はどんな手で出てくるのかが気になるところです。

【2019/07/13追記】

この記事を投稿したのが2012年、それから7年が経過しました。電子書籍が日本で普及期に入ってから7年が経ったといっても過言ではないでしょう。

しかし、電子書籍を利用している人の数がそんなに増えているような感じがしません。唯一、電車に乗っているときに少年マガジンなどのコミック雑誌を読んでいる人は明らかに減ったので、これらの読者は電子書籍に移行しているのかもしれません。

Kindleが発売されると、楽天Koboは厳しい戦いを強いられると思っていたのですが、意外と善戦しているように見えます。楽天経済圏の中にうまく取り込むことで読者を掴んでいるのかもしれません。

ただ、電子書籍については書籍を買っているわけではなくて、読む権利を与えられているだけです。もしも提供会社がサービスをやめてしまった場合、最悪のケースでは購入したはずの書籍が読めなくなるリスクがあります。

購入した本が読めなくなる「電子書籍のサービス終了」リスク
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この点だけは注意をして電子書籍の提供会社を選ばなければいけません。

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