Apple社が減収の見通し?

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ブルームバーグは米国Apple社の2013年1月から3月までの決算が10年ぶりの減益になる見通しだと報道しました。もちろん、Apple社からの正式な発表ではありませんので、事実はこれと異なる可能性もありますが、興味深い情報ではあります。ブルームバーグではアナリストの予想を集計してこの報道を行ったようです。

iPhone5で販売数が思ったように伸びていないといった報道がありましたし、さらには利益率が従来機種と比較すると低いということも影響しているようです。

報道された数値は下記の通りです。

純利益 前年同期比18%減 95億3000万ドル
一株利益 10.02ドル
売上高 前年同期比8%増 424億ドル

売上高こそ前年同期比では伸びましたが、伸び率では低くなっています。この数字が事実であったとすると、成長が鈍化したと言わざるを得ません。

Apple社の株価についても、昨年の9月に705ドルをつけたあと、現在に至っては390億ドルまで下がってしまいました。2011年12月の水準に戻ってしまいました。

やはり、Apple社から革新的な新製品の発表がなかなか無いのが、消費者の期待を裏切ってしまっていると言えそうです。

ロイターの報道によれば、Apple社に部品を供給しているある日本のサプライヤーはApple社が高水準と低価格を厳しく要求することから、業界では冗談交じりに「毒リンゴ」と呼んでいるという話まで出ていました。

そろそろ次期のiPhoneが発表されるであろう時期が近づいてきているはずです。iPhone5Sになるのではないかと言われていますが、まだ、具体的にどうなるのかについては、発表があるまでのお楽しみです。

iPhone5Sでは筐体にプラスチックを採用した廉価版が登場するのではないか、指紋認証機能が搭載されるのではないかといった噂話もありますが、どんな機種が現れるのか気になるところです。何か革新的な新技術は盛り込まれるのでしょうか。

さらには、iWatchやiTVなどの発表もあるのではないかと言われています。こちらも楽しみな動きではあります。

日本ではNTTドコモからiPhoneが発売されるのではないかという噂もありますが、まだ公式には何もアナウンスされていません。

Apple社は4月23日に決算を発表します。今回のブルームバーグやロイターの報道はどちらかといえば悲観的な内容でしたが、できればサプライズを伴った発表であって欲しいところです。

【2013/04/24追記】

米アップル社が23日に2013年1月から3月期の決算を公式に発表しました。事前に予想されていたとおり、減益の決算で、純利益は前年同期比18%減の95億4700万ドルとなりました。iPhone、iPadの販売台数はいずれも伸びましたが単価の低いモデルが増えたことにより利益は減ってしまったそうです。事前のブルームバーグの予想がこれだけ的確だったことにも驚きました。

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