Apple社の10-12月期決算発表

サイト運営費捻出のため広告を使用しています

りんごapple

1月27日に米国Apple社の10-12月期決算の発表がありました。売上高は576億ドル、純利益は130億7000万ドルとなっており、市場予想とほぼ同じ、または少し上という結果だったようです。さらにiPhoneの販売台数は5100万台で、四半期としては過去最大の台数でした。

ただ、この発表のあと、時間外取引や28日の市場において、同社の株価は大きく落ちてしまいました。アナリストはiPhone5sおよびiPhone5cの販売で新たに中国移動がiPhoneの取り扱いを開始して、1月以降のiPhoneの販売台数がさらに伸びると予測していたためです。中国移動が取り扱いを開始する1-3月期の見通しがアナリストの予想よりも少なかったことが投資家の心理に影響しました。

もともと、イPhone5cは今までのiPhoneの廉価版に位置づけられて、今までのiPhone購買層と違う層にたくさんの台数が売れるのではないかと期待されていましたが、現実にはiPhone5sとの価格差もあまりなく、今までの販売台数もふるいませんでした。従って、これから先も確かに中国におけるシェア拡大に寄与しない可能性があります。

また、特にapple社に限らずにSamsungなどもスマホの販売台数の伸びに陰りが出始めていることから、すでに世界中の人に高機能なスマホが行き渡っているので、市場が飽和状態になっているという見方もあるようです。

Appleでは、また新しいiPhoneの投入に向けて準備が進んでいるようですが、もしもスマホの市場が飽和しているのだとすると、これ以上の爆発的な台数の伸びは期待できないかもしれません。今までAppleでは、Mac→iPod→iPhone→iPadと商品の幅を広げてきましたが、そろそろiPhoneやiPadに続く商品が必要になっているのかもしれません。今年中には何らかの新しいジャンルの商品をAppleが発売するのではないかと噂がありますが、これがどんな形で発表されるのか気になるところです。

コメント