Huluが日本のビジネスを日本テレビに売却

サイト運営費捻出のため広告を使用しています

hulu

定額で映画やテレビ番組などの映像配信事業を行っているHuluですが、日本における事業を日本テレビに売却することを発表しました。今後は日本テレビの作品についても、作品が追加されることになります。日本テレビも色々な人気ドラマがありますので、これから先、どんな作品が追加されるのか、とても楽しみです。

一方で心配なことは、今まで番組の提供を続けてきたTBSやテレビ東京、関西テレビ、NHKなど日本テレビ以外の放送局が従来通りに番組の提供を続けてくれるかどうかです。今回の発表の中では、運営母体が変わっても従来通りに番組の配信を続けるとしていますが、ライバル放送局が提供する番組配信サービスに自局の番組を提供するのはあまり気分は良くないような気がします。できれば、Huluのような、従来の放送局とあまり縁がない会社が独立的にサービスをして欲しいところでした。

日本テレビは今春にもHuluの事業譲渡を受けて、日本のHuluの日々のマネジメントやビジネスの責任を追うことになります。そして、米国Huluが日本のビジネスにブランドとテクノロジーをライセンスします。日本テレビはHuluに対してブランド使用料や技術提供料をこれからも払い続ける形になるのでしょうか。

Huluがなぜ日本市場は自社でマネジメントを続けることをやめて、他社に売却することにしたのか、その真意はわかりません。米国Huluにとっては、あまり旨味を感じる市場ではなかったのかもしれません。

Huluは2011年9月に日本でサービス提供を開始しました。同時の価格は月額1480円です。その半年後の2012年4月に月額980円に大幅に値下げしました。私自身はこの後でHuluに加入しました。

入ったときの印象は、海外ドラマに強いビデオ配信サービスです。やはり、米国出身のサービスだったからなのでしょう。その後、関西テレビが動画の提供を開始し、次にテレビ東京が提供を開始しました。これで、鈴木先生、孤独のグルメ、深夜食堂などのドラマが見られるようになりました。さらに、TBSとNHKが提供を開始し、青い鳥、愛していると言ってくれ、オレンジデイズ、笑顔の法則、高校教師、プロジェクトX、サラリーマンNEOなどが見られるようになりました。月額980円とはとても思えないラインナップだと思います。

日本テレビに売却されたとしても、今まで同様に色々な放送局が番組を提供するプラットフォームで有り続けて欲しいと思います。

コメント