スリープボタンの不具合でアップルがiPhone 5で無償修理を発表

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iphone 5 black

一部のiPhone5で本体の右上部分にあるスリープボタン(電源スイッチ)が機能しなくなることが分かったとアップルから発表がありました。スリープボタン(電源スイッチ)が断続的にしか機能しない、または全く機能しない場合があるようです。気になるのは世界にたくさん売れたiPhone 5のうち、どの程度の台数が該当しているかについてでsが、アップルでは公式には該当台数は発表しておらず、全体の「ごく一部」としか説明していません。

利用者としては公式の「iPhone5スリープ/スリープ解除ボタン交換プログラム」のページに行けば、製造番号を入力することで該当機種か否かを知ることができます。

 ☆iPhone 5 スリープ/スリープ解除ボタン交換プログラム – Apple サポート

英語のページになりますが、製造番号の確認方法はこちらのページで紹介されています。

 ☆iOS: How to find the serial number, IMEI, MEID, CDN, and ICCID number

なお、対象となるのは2013年3月以前に製造されたiPhone5になります。それ以降は部品が交換されているのかもしれません。また、アップルからの発表を見ると、iPhone5のスリープボタンの機能に問題がない場合やシリアル番号が対象にならない場合は交換手続きをする必要はないとしています。ただ、シリアル番号が該当した場合は予防的な面でも修理に申し込みたくなると思うのですが、その場合、対応をしてもらえるのか否かは公式ページからは読み取れませんでした。

交換手続きは2014年5月2日から始まります。こちらの交換はAppleリペアセンターで実施されます。この持ち込み方法には「持ち込み修理」と「ピックアップ&デリバリ修理」の二種類があるそうです。持ち込み修理の場合はApple Store直営店か、Apple正規プロバイダにiPhone5を持ち込むと交換対象になることを確認した上でAppleリペアセンタに送ってくれるそうです。ピックアップ&デリバリ修理の場合は、持ち主がAppleに直接電話するとリペアセンターに発想するための送料支払い済みの梱包箱を送付してくれます。

交換にはかかる時間については、iPhone本体がリペアセンターに着いてから修理が終わって持ち主の手元に戻るまで、だいたい4日から6日ほどだと説明されています。リペアセンターでは交換作業を実施する前に検査をするため、利用しているiPhoneをセンターに送る前に全てのデータをバックアップしてその上でコンテンツと設定をすべて消去しなければいけません。

これだけ利用者には迷惑をかけているのに、アップル社の告知にはまったく謝罪の文面が含まれていません。こちらが冒頭の文書になります。

ごく一部の iPhone 5 モデルのスリープ/スリープ解除ボタンが機能しなくなる (または断続的にしか機能しなくなる) ことが判明いたしました。対象となるのは 2013 年 3 月以前に製造された iPhone 5 モデルです。
Apple では、対象となる iPhone 5 モデルのスリープ/スリープ解除ボタンの無償交換に応じております。

日本メーカーの告知文書だとこんな形になります。こちらはパナソニックの電気カーペットに関する告知です。

日頃は、弊社製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。

さて、ナショナル、パナソニック フローリング調電気カーペット「かんたん床暖」などの一部機種におきまして、まれにコントローラ内部の部品が過熱し、床などを焦がす可能性があることが判明いたしました。対象となる2002年から2008年までに製造した下記の10機種につきまして、事故防止のため、弊社にて製品をお預かりし無料で部品交換を実施させていただきます。
誠に恐縮ではございますが、製品の品番をご確認のうえ、対象品番をご使用のお客様には、電源プラグを抜いてご使用を中止していただき下記の連絡先、または、ご購入店までご連絡をお願い申し上げます。
なお、下記の「かんたん床暖」受付フォームからも、受付させていただきます。

ご愛用の皆様には、大変ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。
ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

日本と米国の会社でこれほど告知文書に差があるのも興味深いところでした。

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