DeNAの無料通話アプリ「comm」が2015年4月にサービス終了を発表

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今や家族や友人とのコミュニケーションを行う上で定番となっているLINEに対抗するサービスとして、2012年10月にDeNAによりサービスを開始した「comm」が4月21日午後3時でサービスを終了することを公式サイトで明らかにしました。LINEやSkypeとは違い実名登録制を導入したり、クローズドな環境でコミュニケーションをとることができるようにしたり、また通話時の音質向上に力を入れたりと先行するサービスとの差別化を図っていました。

また、サービス開始時には10億円ものプロモーションを実施し認知度の向上を図るといった試みも行われましたが、思うようにユーザーを集めることが出来ていませんでした。続いて2013年5月には複数の人が大富豪、麻雀、ポーカーができるトークゲームという機能を提供したりと、手を尽くしていましたが、残念ながら今回の発表につながってしまいました。

私自身、サービスが開始されたときにはcommというサービスが新たに出てきたことは覚えていましたが、今となっては、そんなサービスがあったことすら忘れていました。たぶん、スマホにアプリをインストールすらしていなかったと思います。LINE自体に必要十分な機能が網羅されていましたので、あえて他のサービスに手を出す必要が無かったということが正直なところです。

改めてcommに関する情報を集めてみると、プライバシーの面で問題が浮上していた時期もあったことが判りました。

 ☆【大炎上】DeNAのLINE対抗、無料通話アプリ『comm』が危険すぎると話題に – NAVER まとめ

規約の内容も話題になっています。

 ☆凶悪さではすでにLINE超え!DeNAの新サービスcommの規約が酷い|I believe in technology

ただ、LINEが強くなりすぎて、他の会社のサービスが育たなくなることも、この市場で競争がなくなることから消費者にとってはプラスになりません。いくつかの会社が無料通話アプリの分野で競争をしていますが、commが撤退したあとも、そのほかの会社にはがんばって欲しいところです。現時点の無料通話アプリの比較については、こちらのサイトがとてもわかりやすかったです。

 ☆無料通話アプリの比較ランキング(LINE,Skype,カカオトーク,comm,Viber,Tango)の違いとおすすめ

私自身は以前はSkypeも使っていましたが、今となってはLINE一本になってしまっています。上記の比較記事を見つつ、今後どのサービスをメインで使っていくか改めて考えていきたいと思います。

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