出入国手続きが早くなる自動化レーンに登録

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自動化レーンの事前登録

目的の飛行機に乗るまで三時間程度の余裕がありましたので、成田空港第二ターミナルで自動化レーンへの登録をしてみました。

手続きは第二ターミナルの場合は出発ロビーのAカウンターの近くで実施できるとウェブサイトで紹介されていたので、そちらに行ってみたのですが、残念ながらそちらは片付けられていて、手続きをすることはできませんでした。

そこで、出発ロビーから続く保安ゲートへと向かい、チェックをうけたあとで、出国カウンターに行きました。いくつか並んでいるカウンターの中で右手に目を移していくと、自動化レーンの登録カウンターがありました。最初に用紙へ記入します。

申込用紙への記入

用紙に書いていると、案内係の人が寄ってきてくれて、案内をしてくれました。主に案内してくれたのは下記の事項です。

・飛行機の出発まで時間に余裕があるか否か。

・この日は出国手続きのカウンターがとてもすいていたので、自動化レーンの登録をするよりも有人のカウンターにいった方が手続きが早いこと。

・パスポートの期限に余裕があること。パスポートの期限が来たら、また登録をし直さなければいけないそうです。

・自動化レーンを通ると出国時のスタンプは押されないこと。保険の請求などでスタンプが必要な場合は自動化レーンを通った後でAカウンターに行くこと

・自動化レーンの登録をした後でも有人レーンを使うことができること

等を説明してもらえました。

指紋の登録

書類の作成が終わったらカウンターに行って、登録手続きをしました。具体的には両手の人差し指の指紋を登録します。

ギュッとかなりきつく指を押し当てて指紋を登録しました。指の出来るだけ広い面積を登録することによって、指紋照合時の照合率を高くするのが目的なのでしょう。iPhoneの指紋センサーでは少しずつ指の角度を変えながら何回か指をタッチすることによって、もれなく指紋を登録する仕組みになっていますが、これと同じことを指を強く押し当てることで実現しているものと思われます。

指紋の登録が終わったら今度は指紋の照合ができるか否かをチェックしてこれがOKであれば事前登録が完了です。あとはカウンターに行けばパスポートに「日本国自動化ゲート利用希望者登録済み」というスタンプが押されます。

今回の登録時点では出国審査の窓口がとても空いていましたので、自動化レーンを使ってもまったくメリットはありませんでした。

自動化レーンの効果

しかし、日本に帰ってきたときは入国審査に長い列ができてしまっていました。朝6時30分に到着する飛行機に乗っていたのですが、この時間は有人のカウンターがあまり開いていないため行列ができてしまっています。そこで、審査カウンターの一番右にある自動化レーンに行ってみると、こちらにはまったく行列がありませんでした。

有人のカウンターで入国審査を行うよりも15分以上は時間を節約できたのではないかと思います。今回はリムジンバスが出発する時間ギリギリでしたので、もしも入国審査を有人カウンタでやっていれば次のバスを使わざるを得ず、自宅に着く時間で換算すると1時間程度は得することができました。

まだ現時点では自動化レーンの装置は数台しか設置されていません。ただ、こちらを使う人が増えれば、装置の数が増えて、逆に有人の窓口が減っていくのではないかと思います。ちょうど、高速道路の料金所にETCレーンが設置され始めた当時のことを思い出してしまいました。

自動化レーン利用時のデメリット

海外で入国審査を受ける際に、出国のスタンプが無いことに関して質問を受ける場合があるそうです。このときは、自動化ゲートを通ってきたことを説明します。また、帰国時に税関の職員さんがパスポートを見ても、いつ日本を出国したかが判らないので、口頭で「今回は何日間海外に行っていましたか?」と聞かれました。今回の出張で感じたデメリットはこの程度です。

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