楽天市場の商品レビューで11万件のやらせ投稿

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楽天

楽天市場では消費者がショップや商品を使ってみてどう思ったかを他の消費者と共有できるレビュー機能があります。アマゾンなどにもある、最近では一般的になってきた機能です。ネットでは商品を手にとって見ることができませんので、商品に関する情報が少しでも増えるのは、消費者にとってはありがたいことです。また、楽天市場では好意的なレビューが多い商品は検索時に上位に表示させるような機能もあるそうです。

ところが楽天市場に出店している複数のショップがこの機能を悪用して、業者に頼んで好意的な「やらせ」レビューを何件も投稿させていた疑いがあることが3月20日に明らかになりました。楽天市場を運営している楽天が大阪市のコンピュータシステム会社を相手取って、約1億9000万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こし、3月20日に1回目の口頭弁論があったためです。この会社のことを調べてみると資本金は300万円のようですが、売上高や社員数などはサイトに掲載されていませんでした。

楽天の訴状によると、このシステム会社は150件あたりで8万円もの対価を受け取って、客を装った投稿を行っていました。私自身、楽天市場で買い物をしたあとに常にレビューを投稿しているので、すでに200件以上はレビュー記事を書いていると思います。まさか、こんなに価値があるものだとは思っていませんでした。楽天は昨年の1月以降に調査を進めて、21店舗の11万件以上ものレビューがこの会社による架空の投稿であったことがわかっているそうです。

なぜ見つかったかというと楽天の監視の中で、同一のパソコンから短時間に多数の会員IDでログインされていることを検出しました。通常、一つのパソコンを個人で使っていれば1ID、家族で同じパソコンを使っていたとしても数ID程度のはずなので、これは明らかに怪しいアクセスです。下手をすると不正ログインをして楽天市場の利用者に被害が出るかもしれないアクセスです。従って、このアクセスを詳しく調べていく中で、この会社が大量のIDを使い分けてお店に商品を架空発注して、取引実体があるように装い、好意的な口コミの投稿を繰り返していました。店側もこの会社にお金を渡してレビューを書き込んでもらっていたので、架空の発注はキャンセルするようなオペレーションをしていたのでしょうか。

こんな事件があると、商品レビューに投稿されている内容自体が信じられなくなってきます。このような業者にお金を払って「やらせレビュー」を投稿させたショップ側に対しては、どのような措置が講じられるのかも気になるところです。

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