電気自動車のフル充電時の走行距離が300Kmに増加

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日産リーフ

自動車の省エネ技術は各社が競争を続けています。日経新聞の記事を見ていると、日産自動車の電気自動車、リーフがフル充電した時の走行可能距離を従来よりも3割アップして300Kmにするという情報がありました。

現在のリーフはJC08モードで228Kmと日産では発表しています。この228Km分の電気を蓄積するためにかかるコストは安い夜間電力の料金を適用することでフル満タンに300円だと日産自動車の公式サイトに書かれていました。10Km/L程度の燃費のクルマに乗っていると使用するガソリン量は228Km分で23リットル、1リットル当たり130円とすると、ガソリンでは2990円かかります。電気自動車にすると燃料代が1/10になることになります。補助金を活用しても電気自動車は初期コストは高いですが、この燃料代の節約効果は大きいです。

今まで電気自動車では、あまり遠出はできない印象があったのですが、300Km走ることができるようになれば、少なくとも1日の行動範囲では安心して利用することができます。なぜ、3割アップが可能になったかというと、搭載しているリチウムイオン電池に蓄積できる電気の量を増やすことができるようにしました。リチウムイオンバッテリー自体の大きさや規格は変わっていないので、今までの製造ラインを使えるので製造コストを大きく上げずに製品の魅力度アップができました。

電気自動車ではブレーキをかけているときにタイヤの回転で発電を行いその電気をバッテリーに充電することで走行可能距離を伸ばす技術、車室内をヒートポンプ技術を使って少ない電力で効率的に暖めることができる暖房システム、身体が触れる部分を直接暖めることでエアコン使用の抑制をするシステムなど、様々な技術を駆使して省エネ化できるよう工夫が行われています。日産自動車としては今後は走行可能距離を400Kmにすべく研究開発を続けることとしています。

トヨタでもハイブリッド自動車であるプリウスを6年ぶりにモデルチェンジして燃費を1リットルあたり40Kmを超えることを目標に製品開発が行われています。現状は1リットル当たり32.6Kmですので、飛躍的な向上ということになります。年内にはプリウスの新型車を投入する予定です。

トヨタは特にハイブリッド車の開発に力を入れていて、1997年の初代プリウスの発売以来2015年7月末までのハイブリッド車世界販売累計台数が804万8400台にまでなりました。車種別ではプリウスが352万7100台、アクアが108万1200台などとなっています。国別では日本が388万7800台、北米が278万9100台、欧州が93万100台です。やはり日本は環境負荷が低い製品を選ぶ傾向が高いようです。

日経新聞の記事によれば今までプリウスではコストが安いニッケル水素電池を利用していましたが、ニッケル水素電池も利用することにより小型化と蓄積できる電気の量を増やします。また、モーターや変換装置、制御システムも省エネルギー対策がより進んだものに変更することとしています。JC08モードの燃費が1リットル当たり40Kmだとしても、実使用の環境下ではこの燃費を達成することは難しいです。実燃費ベースでは1リットルあたり二十数Kmといったところになると思いますが、それでも魅力的な燃費です。今後のトヨタからの発表が楽しみです。

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