伸びる散水ホースの耐久性が不十分と国民生活センターが発表

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長い散水ホースは使い終わった後にリールに巻いていく作業がとても面倒臭いです。そんな手間を軽減してくれる利用時だけ長さが伸びてくれる散水ホースが以前より欲しいと思っていました。2012年ごろからヒットし始めてホームセンターなどでも見る機会が増えたと思います。

このホースは伸縮性の高い素材からできたホースが水圧がかかった時に普段の3倍程度の長さに伸びてくれます。逆に中の水を抜いていけば利用時の三分の一の長さになるので、収納が楽になります。

ところが、この便利な商品で、最近、水圧をかけたらすぐ切れた、破裂したなどの事故の報告が相次いでいるそうです。国民生活センターだけでも2012年以降で167件の相談を受けているということですので、かなりの件数です。さらに2人は破裂したホースで打撲する事故も起こっています。

国民生活センターによれば、磨耗しやすい構造や素材の弱さが原因とみられており、長期間使えるものではないと警告しています。
国民生活センターでも5製品をテストして、うち4製品については使用回数が102回から180回でゴムに穴があいて水が漏れました。カバーをアスファルトの上で引きずるテストでも4製品が400mから800mほどで擦り切れたとのことです。

もしかすると、しっかりとした製品もあるのかもしれませんが、5製品中4製品となるとかなりの高確率で耐久性の低い製品に当たってしまいます。

便利な製品であることは間違えないので、このまま無くなってしまうのはもったいないです。今回の国民生活センターの発表を受けて国内メーカーなどで耐久性をきちんと保証してくれた製品が発売されると、安心して消費者が購入できるようになるかもしれません。

国民生活センターの公表ページはこちらになります。

水圧で伸びる散水ホースの破損に注意−短期間で使用できなくなるおそれも−(発表情報)_国民生活センター

国民生活センターから業界に対しては、下記の2点を要望しています。

・従来の散水ホースとの違いが消費者にわかるよう、外箱等に明記することを要望します。
・耐久性・耐摩耗性の高い商品の開発を要望します。

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