富士重工業からSUBARUへの社名変更

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苺 イチゴ

日経ビジネスに富士重工業からSUBARUへと社名を変更するのにあたっての経緯を吉永社長にインタビューした記事がありました。

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社名変更に必要な費用

面白かったのは社名変更にかかる費用に関してです。パナソニックは社名変更に300億円かかったというのですが、SUBARUの場合は2億円もかからないというのです。販売店には確かにSUBARUという看板がかかっていて、富士重工業とはあまりアピールしていないので、さほどの費用がかからないのかもしれません。

社員説明は報道発表の5分前

社員に対しての説明は5月12日の記者会見が始まる5分前に全社員に一斉にメールを送ったそうです。社員はいつもメールを見ることができる環境にはいないので、報道で初めて知ったという人も多かったのでしょう。

また、社名変更にあたって事前に「〇〇委員会」も立ち上げなかったのだそうです。発表したあとにプロジェクトチームを立ち上げて、じゃあどうするか?ということを考えるのだそうです。2017年4月から新しい社名になります。

ブランド名と社名の関係

ダイヤモンドオンラインの記事には他の国内自動車メーカーは基本的に会社名がブランドとして通用することが紹介されています。トヨタ、日産、スズキ、マツダ、三菱、ホンダといった具合です。スバルだけが唯一一致していなかったのですが、これで国内メーカーは一致することになります。

海外の投資家から見たときに、富士重工業がSUBARUを販売している会社だということがわからないということも紹介されていました。これも投資をしてもらうチャンスを逸してしまう可能性があるのでもったい無いことです。

特に消費者が混乱するような心配も想定しにくいので、今回の社名変更は良いことなのではないかと思います。

6月28日に開催された定時株主総会においても社名変更が承認されたということですので、今後、着々と準備が進むのでしょう。

【2020/08/04追記】

新型コロナウイルスとスバルの決算

2020年は3月くらいから日本でも新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済への影響が大きく出ています。SUBARU(スバル)が8月4日に発表した2020年4~6月連結決算では、純損益が77億円の赤字となりました。新型コロナウイルスの影響で、主力の米国で工場の操業を停止したことが経営に大きく影響する形になりました。

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