尾崎亜美のマイ・ピュア・レディと「ダイヤル」

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黒電話

テレビの歌番組を見ていると、尾崎亜美本人が出演して「マイ・ピュア・レディ」を歌っていました。きちんと画面の下に歌詞が出ていたので目で何気なく追っていたのですが、「ノートに書いたテレフォン・ナンバー」とか「ダイヤル」とか、若い世代にはシチュエーションが判らないであろう歌詞が出てきていたのが新鮮でした。

昔は「短縮ダイヤル」というものがあり、*01で誰それとか割り当てて使っていましたが、今はそんな仕組みを使いません。ガラケーやスマホには連絡先リストが登録できるようになっていて、そこから名前を選んで発信するだけになってしまいました。電話番号自体を覚える必要がなくなってしまったのは素晴らしい進化だと思います。

ダイヤルというものも今の電話機にはありません。以前はダイヤルを回すことでパルスを発生させて、そのパルスが何個連続したかを交換機が聞き取って接続をしていました。このダイヤルが本当にダイヤルだったのですが、今はダイヤル式の電話はもうほとんど見ることが出来ないのではないでしょうか。

昔、電話機は電電公社から借りるものでした。そして、貸して貰える電話機は一律、黒電話だけという時期が永く続いていたのではないかと思います。質実剛健な電話機で本当に壊れませんでした。

その後、プッシュホンが登場して、国鉄の指定券をプッシュホンで予約できるようになったことは大きな時代の進歩を感じました。1980年代にスタートしたようです。このサービス、今はどうなっているのか調べてみると、2013年1月末に終了したのだそうです。もはや、座席予約はインターネットが活躍していますので、2013年まで現役で活躍していたこと自体に驚きました。

今、何気なく聞いているヒット曲も、また20年くらい経つと、技術的にまったく変わってしまっていて、懐かしく思えるときがあるのかもしれません。

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