手の画像をネットで公開すると犯罪に巻き込まれる恐れあり

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産経新聞のサイトを読んでいると、手の画像をネットに公開すると、犯罪に巻き込まれる恐れがあることが記事になっていました。

最近、入室管理をはじめとしてスマホのロック解除に至るまで、指紋認証はいろいろなところで活用されています。パスワードのように覚えておく必要がありませんので、非常に便利な仕組みではあるのですが、ネットに指の指紋情報を含む写真を公開すると、そこから指紋の模様を読み取って個人情報として悪用することができるのだそうです。

パスワードの場合はもしも他人に漏れた場合にはパスワードを変更すれば良いですが、指紋の情報は変更することができません。一旦漏れてしまうと、その指紋情報はいつも犯罪に巻き込まれる可能性が生じてしまいます。

確かに最近ではデジカメやスマホの写真機能の画像もどんどん解像度が上がっていて、もしも高解像度の写真をネット上にアップロードした場合、鮮明に解析ができてしまっても不思議ではありません。記事によればドイツの記者会見の画像を元に国防相の指紋を盗み取ったという人物がネット上に現れて衝撃を与えたこともあったそうです。

そんな指紋情報を国立情報学研究所が守る技術を開発しているそうです。犯罪の防止に向けて2年後の実用化を目指しています。白い酸化チタンで特殊な模様を描いた特殊フィルムで指先に塗って利用するのだそうです。ただ、このフィルムがどの程度の期間にわたって有効なのかは記事からはわかりませんでした。お風呂に入ったり手を洗った場合には落ちてしまうようなものであれば、日常的に利用するのは難しいような気もします。

ネット上に顔写真を出さないようにしている人は多いと思うのですが、指先の写真など、認証に利用するような部位も公開しないことがまずは対策として先決かもしれません。

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