アメリカン航空が新型機からディスプレイを撤去

シェアする

ニュース記事を読んでいると、アメリカン航空に関する興味深い記事がありました。アメリカン航空では2017年に新型旅客機、「ボーイング737マックス」を導入しますが、そのうち100機に機内エンターテイメント用のモニター画面を装備しないのだそうです。

短距離路線に使う機体から撤去したのかと思えばそうではありません。飛行機に乗り込むときに乗客は自分のスマホやタブレットを持ち込むようになっているので、飛行中にも使うことができる高速インターネット回線を装備すれば機内に各座席ごとのモニターを設置する必要はないと判断したのだそうです。

確かにその通りで、インターネットを各乗客が利用できるようになれば、あえて備え付けのモニターを使う必要はありません。電源とインターネット回線があればより自分に合ったスタイルで機内の時間を過ごすことができます。

ipad-9-7

電源はUSB端子を装備すれば特に心配は要らないと思うのですが、問題はインターネット回線です。各乗客が思い思いに動画コンテンツを利用すると相当な回線速度が必要になります。具体的な回線速度は分かりませんでしたが、衛星通信を使った高速インターネット回線を準備するのだそうです。

この高速インターネット回線を使ってのストリーミングサービスやインターネット接続をするのは有料とする計画のようですが、これまでモニターを使って視聴することができたテレビ番組や映画は機内のストリーミングサービスを使って乗客のスマホやタブレットで見られるようにするそうです。飛行機の中に搭載されているコンテンツは無料で利用できるけれども、衛星を使った通信にはお金が必要になるということなのでしょう。

やはり、衛星通信はまだまだ高く、無尽蔵に帯域を乗客が使うと厳しい状況になるのかもしれません。

確かに飛行機自体にモニターを積んでしまうと、その設備は何年かの間、使い続けなければいけないので、導入時は最新機種でもすぐに陳腐化してしまいます。しかし、乗客が持ち込む機器を利用すれば、そのときどきの乗客が使いなれているデバイスを利用できます。航空会社にとってみれば、設備投資の費用を抑えることができますし、ケーブルなどの配線の重さを抑えて燃料費を毎年9万ドル分も抑える効果があるそうです。

乗客の立場で言うと、タブレットを持ち込んでいればそれで良いと思うのですが、スマホだと画面が小さいので、映画などの映像コンテンツを長時間見続けることは困難です。できれば、モニター自体は今のまま設置して貰って、スマホの画面をそのモニターにミラーリングして鑑賞できるようになると有難いです。

今回のアメリカン航空の動きは他社に広がるのか否かが気になるところです。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする

スポンサーリンク