環状七号線の若林踏切

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東京ディズニーリゾートの帰り道で都心を縦断したくないときは、よく新木場から若洲海浜公園や東京ゲートブリッジ、大井埠頭などの方をぐるっと大回りして、環状七号線を使って帰ることがあります。

このとき、いつも驚くのが、途中に踏切があることです。三軒茶屋からも比較的近い、通称、若林踏切と呼ばれているところで、その名の通り、東急世田谷線の若林駅すぐ横にあります。ただ、こちらの踏切で遮断機が降りているところは見たことがありません。調べてみると、遮断機が無いのだそうです。信号機で鉄道と車の通行を制御しています。

車の方も信号機が付いた踏切なので、踏切の手前で一時停止をする必要がありません。したがって、たとえ幹線道路にあっても渋滞の発生しにくい踏切です。環状七号線もの交通量があれば、このような制御をせざるを得ないでしょう。

普通であれば電車が接近すれば、踏切が鳴り出して遮断機が下りますが、こちらの踏切では電車は信号機の手前でいったん止まります。そして、環状七号線の信号機に電車の接近が伝えられて、自動車の信号が赤に変わる仕組みになっていると解説されていました。

1966年までは遮断機がある通常の踏切であったそうです。しかし、その後急速に車の通行量が増えたことにより、現在の方式に改められました。東急世田谷線が路面電車に近い性格の鉄道であることがわかります。

特に現在の方法で鉄道も車も歩行者も大きな支障があるようには見えませんので、東急世田谷線を高架化する等の話が今後出てくることは無いのかもしれません。

 

 

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