多摩湖周辺に西武の路線が多い理由

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卵

先日、東京都立多摩図書館で書籍を探していると、鉄道地図は謎だらけという本がありました。所澤秀樹さんという方が執筆した本です。
この中で、多摩湖をめぐる不可解な過剰投資という章がありました。
狭山線、西武園線、多摩湖線といった多摩湖を目指す路線が3種類もある上に、周辺には拝島線、西武新宿線、西武池袋線などもあり、非常に複雑な路線図になっています。


もともと、多摩湖と、呼ばれている村山貯水池は人造湖であり、東京都へ水を安定的に供給することを目的に作られました。

駅名も西武球場前、西武園、西武遊園地と似たような名前ばかりですが、これが戦前には村山貯水池際、村山貯水池前、村山貯水池という名前であったというのも驚きです。当時は3つの私鉄が競い合って、当時は観光地であった村山貯水池に向けて線路を敷設したことに由来しています。

今でこそ西武鉄道で統一されましたが、当時は武蔵野鉄道、多摩湖鉄道、西武鉄道の三社があったそうです。

多摩湖周辺は本当に線路が複雑に入り組んでいて、事前によく調べておかないと迷ってしまいそうです。また、五日市街道等で東から西に横断しようとすると踏切が何回も出て来て難儀する場所でもあります。

現在は周りに住宅地もたくさんできて、通勤通学の足としても便利に活用されているので、バスに代替して鉄道を廃止するのも難しいものと思います。今後も今と同じような状況が続いて行くのでしょう。

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