電気店のチラシとオンラインショッピング

サイト運営費捻出のため広告を使用しています

コジマ

 毎週土曜日は新聞の中に折り込まれて、山のようなチラシが配達されます。しかも、新聞を二紙取っているので、「更に倍」という形になります。新聞は朝日新聞と日経新聞の組み合わせなのですが、この二紙に折り込まれるチラシは各々違ったりすることがあります。

 たとえば、マンションの広告を例に取ると、朝日新聞には比較的値頃感があるファミリータイプのマンションのチラシが入ってくるのですが、日経新聞には投資用のマンションや高級マンションのチラシが多いようです。新聞をとっている顧客層が違うのでしょうか。

 そして、マンションの広告の次に多いのが電気店の広告です。家のまわりにある大型の電気量販店は一斉に土曜日の朝にチラシを入れてきます。ヤマダ電機、コジマ電気、Laox、サトー無線、ジョーシン電気、ベスト電器などなどです。

 これだけチラシが入ってくると、チラシチェックもたいへんになってきます。必ずと言っていいほど、各チラシには客寄せのための目玉商品が掲載されているので、見逃さないようにチェックしなければいけません。あとから気がついてお店に行ったときには売り切れていたというのが最も悔しいので、このチラシチェックには力が入ります。

 しかし、長年続けてきたこの作業も最近になって変化してきました。インターネット技術が進化して、オンラインショップが力を付けてきたのに伴って、段々とチラシで入ってくる商品よりもオンラインショップで売られている商品の方がお得な場合が多いのです。

 当然、オンラインショップは商品を展示したり商品を消費者に説明したりする必要がないので運営が効率化できる分、粗利が少なくても十分に経営が成り立つのでしょう。

 従って、買いたい電気製品がある場合は、まずはパソコンで商品を探すことが多くなってきました。楽天市場や各ネットショップで値段をチェックしたり、個々のお店ごとに値段を調べるのが面倒であれば、BestGateや価格.comで最安値の店を探せば簡単に値段が判ります。また、商品の説明はメーカーのサイトへ行けば一発で判ります。むしろ、お店で得られる情報よりも多いぐらいです。

 オンラインショッピングで一番困りそうなのが、その製品の操作感などを確認することですが、実はこれも簡単に知ることができます。たとえば巨大掲示板の2チャンネルには、色々なスレッドが立っていますので、その中で自分が購入したい商品に関連するスレッドを確認すれば、消費者の生の声を知ることができます。他にも、価格.comの掲示板もとても役に立ちます。ここは製品別に掲示板が出来ているので、欲しい情報が見つかりやすいです。

 お店で商品の説明を聞くと、メリットは多く引き出すことができますが、商品の今ひとつのところはあまり聞くことが出来ません。そんなところは、インターネットで情報を集めた方が優れているような気さえします。

 先日、○○○カメラで商品を見ていたところ、近くで、ある婦人がインターネット上で売られている値段を持ち出して値切り交渉をしていました。どの程度の安さだったのかは判りませんが、「実店舗はこうやって実際に商品を展示して、商品の内容をきちんとお客様に説明したりしてネットショップとは比べものにならないほどの手間をかけているから、ネットショップとは比較にならないんだ」という説明をしていました。

 店側から言わせればその通りなのでしょう。でも、実店舗の方も今の経営にとどまらずに何かの付加価値を付けていかないと、今後の売り上げ低下は避けられないのではないかという気がしてきました。特に大手量販店の顧客層は比較的若めの人の利用も多いと思うので、ネットショップとの競合がバカに出来ないような気がします。近年では大手量販店におされて下火になってきたいた、街角の電気屋さんのような小回りのきくサービスが提供できて、これから伸びるんではないかなと思います。

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