PMP(Project Management Professional)試験に合格

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PMP試験というプロジェクトマネージャの資質を認定する試験があるのですが、今日受験して、必要な点数を取ることができて、無事に合格しました。今まで資格といえば、入社してしばらくの間は情報処理技術者試験を取得し続けて、「第二種→第一種→ネットワークスペシャリスト→データベーススペシャリスト」まで取得したところで、資格をとるための勉強はずっとお休みになっていました。したがって、あまり勉強をしても頭にスムーズに入っていきません。まさか、これだけの期間をあけて、また資格試験にトライすることになるとは思ってもいませんでした。

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会社のPM育成施策

今回の受験に関しては、背景に会社の中でプロジェクトマネージャーを質的に量的にも確保したいという思いがその根底にあります。従来は比較的規模の大きいシステムの割合が多かったので、何とかプロジェクトマネージャーの数は充足していたものの、最近になってオープン化などの影響もあり、中小規模システムの数が増えてきており、プロジェクトマネージャーの必要人数がドンドン増えてきていることがその背景にあります。

システム開発のためだけではない

PMP試験そのものは別にシステム開発のプロジェクトマネージャ向けの試験というわけではなく、色々なプロジェクトに適用できるものなのではありますが、なぜかシステム開発業界でもてはやされている感じがします。プロジェクトの中でもシステム開発のプロジェクトは完成までの不確実性が高く、PMの手腕に大きく影響するからなのかなと思っています。ビルの建築工事なども、多額の投資をしてたくさんの人が同時に動いて複雑なものを作っていきますが、日本では工期遅れなどの問題を耳にすることは少ないです。なぜ、システム開発ではビルを建てるのと同じように、整然と作業を進めることはできないのかというのはいつも考えてしまいます。

研修の受講

今回は2ヶ月くらい前に、会社で主催しているPMP受験のための研修を5日間受講して、そのあとは自習、そして受験という段取りで進めてきました。とはいっても、会社の研修を受講したあとは、やはり試験日が先ということになってしまうと、人間は弱いもので中々勉強が手につきません。所詮は2ヶ月程度あけたのは、研修で覚えたことすら忘れてしまうくらいで、ちょっと期間を取りすぎたかもしれません。研修が終わったらすぐに受験の申請をして受験日を決めてしまったほうが良かったかなと反省しています。

週末に猛勉強

結局は受験前の週末を活用して一夜漬けに近い勉強をしました。やはり困ったときの一夜漬けはその集中度と密度という面ではやはり効果が高いです。最近では、勉強らしい勉強をしてなかったので、ここ数日間は本当にきつかったです。試験は4時間で200問の設問に答える必要があり、教科書に付属していたCD-ROMを使用して何回も練習しました。こちらも、かなり精神力の持続が必要で疲れました。

また、そもそもが英語で出題されている試験なので、日本語版は日本で翻訳して作成されています。この日本語に関しては一部で怪しいところがありました。たとえば、ワークパッケージという用語があります。WBSを階層表現したときの一番下位のWBS一つ一つをさしますが、日本語の試験問題ではこれが「作業一括」と訳されていました。ちょっとここからワークパッケージをイメージするのは難しかったのですが、出題するパソコンの操作で和訳前の問題をそのまま確認することができるので、こちらで作業一括に相当するところを確認して、これがワークパッケージのことなのだと理解しました。このように日本語訳と英文は答えに自信が無いときには交互に確認した方が良いかと思います。

会社のPMPの資格取得を推進している事務局からは早く取得するようにプレッシャーをかけられていたので、これで安心です。今日はグッスリと眠ります。

(2006.9.23追記)

PMP資格の更新

すでにPMPの試験に合格してから3年間で必要なPDUを取得しないと資格が失効してしまいます。私の場合には今年の年末が期限です。この更新サイクルの期限が切れた日から90日以内に更新手続きを実施しないと、資格が停止状態になってしまいます。

3年間で取得しなければいけないPDUは全部で60PDUです。1時間の活動につき1PDU貰えるという形になっています。たとえば、PDUが取得できるPMに関する3時間の研修を受けたときには、3PDUが貰えるはずです。ほかにも色々なことでPDUを取得することができます。たとえば、PM学会誌へ著者として研究論文を投稿した場合、これがもしも論文審査のある記事であれば30PDUを取得することができます。これだけ大量にPDUが発行されるのであれば、60PDUの取得は敷居が低いのではないかと思われるかもしれませんが、これは意外と大変です。大量にPDUが貰えるような活動はだいたいが敷居が高いものが多いためです。通常であれば、研修への参加、年間1500時間以上のプロジェクトマネジメントの実践(5ポイント)といったところかと思います。私の場合、あともう少しで60PDUに達しそうなのですが、そのあともう少しがなかなかとどきません。手堅く、PMに関する研修などを受講する計画を立てておこうと思っています。

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