ノートパソコンがたいへんなことに・・・

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thinkpad x40

 ノートパソコンの中にはいろいろな大事な情報もしまってあるので、このさい、パソコンの中のファイルやフォルダを暗号化しておくことにしました。

 IBMのTHINKPADを使用しているので、IBMクライアントセキュリティというソフトウエアと暗号化ツールが対応機種に対して無償で配布されています。

 すでにIBMクライアントセキュリティは使用していたのですが、暗号化ソフトの方は持っていなかったので、IBMの公式サイトに行ってソフトウエアのダウンロードコーナーに行ってみました。すると、暗号化ソフトと一緒に、今まで使用していたクライアントセキュリティ自体もバージョンがあがっています。そこで、クライアントセキュリティそのものもバージョンアップしておくことにしました。

 単純にダウンロードして実行してみると、インストール用のウイザード画面が立ち上がって、普通にインストールが完了しました。あっけなく終わったので良かったと胸をなでおろしながらパソコンの再起動をすると、WINDOWSが立ち上がる途中で、「XXXX.DLLが読み込めません」というメッセージが出て、WINDOWSが立ち上がらなくなってしまいました。しかし、SAFEMODEであればパソコンが立ち上がります。

 そこでSAFEMODEの画面で見つからないといわれたDLLを探すために検索をかけてみると、いかにも再起動時にリネームをしますといわんばかりの拡張子部分だけを変えたDLLがありました。このDLLの拡張子を変えて、WINDOWSを立ち上げてみると、今度は無事にログイン画面までたどり着くことができました。そこでログインすると、ログインは成功するのですが、その先で、「UNKNOWN HARDWARE ERROR」というメッセージが出て自動再起動がかかってしまいました。

 幸いなことにSAFEMODEではまだ起動ができたので、システムの復元、IBMクライアントセキュリティのアンインストール、その他もろもろのことを試してみましたが、何をやっても事象は改善されず、IBMのヘルプデスクに問い合わせてみました。こちらも、非常に丁寧に対応いただいたのですが、結局は私が実施したこと以上の作戦は引き出すことができずに、ハードディスクを初期化してリカバリーを実施することにしました。

 THINKPAD X31ではハードディスクが20GBあるのですが、うち2GBを隠し領域に設定されていて、ここにリカバリをするために必要なファイルが隠されています。起動時にBIOS画面でACCESS IBMボタンを押すとBIOSメニューが出ますので、ここから工場出荷時の状態に復元するというメニューでリカバリーが自動的に走ります。CD-ROM等が必要ないので、ハードディスクが生きていて、今回のようなソフトウエア的な問題のときにはこれで修復ができます。

 大事なファイルも多数入っていたので、リカバリを実施する前に、コンパクトフラッシュを使用して、大事なファイルを別のパソコンへ対比しておきました。SAFEMODEで起動時にコンパクトフラッシュにアクセスできたのは本当にラッキーでした。

 そんなこんなで修復にたいへんな労力がかかりましたが、何とか、最低限使える環境に戻すところまではこれたと思います。これから使いながら徐々にさらに使いやすい環境に復元していきたいと思います。

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