次世代DVDの規格統一交渉決裂

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DVD-R

 一旦は次世代DVD規格に関しては規格統一に向けた動きが活発になってきたような様相がありました。しかし、最近は規格統一化に向けた交渉が難航しているという報道がされはじめていたのは事実です。とうとう、23日の読売新聞では規格統一に向けた交渉は決裂と報じているようです。交渉難航によりタイムリミットが来てしまったと読売新聞では報道しているようです。

 ビデオテープ規格ではVHSとベータが熾烈な争いを続けていましたが、次世代DVDの規格が分裂してしまうと、もっと事態は深刻になるような気がします。どちらか一方の規格のDVDプレーヤーを買ってしまうと、ディズニーの映画は見られるけれどもMGMの映画は見ることができないということになってしまうためです。

 規格分裂初期には、各々の規格に対応した専用プレーヤーが出てくるものと思われるため、最初からこの問題に対応するためには、2つのDVDプレーヤーを購入しなければいけないかもしれません。そのうち、両方の規格に対応した次世代マルチDVDプレーヤーも発売されると思いますので、こうなればまだましですが、困った問題であることに違いはありません。

 昔、レーザーディスクとVHDという2つの規格の争いがありました。このときはCDの普及と「光っているやつにはかなわない」というキーワードで結果としてはレーザーディスクが圧勝することになりましたが、VHD規格のプレーヤーを買った人は散々な目にあいました。

 最初はビクター音楽産業のソフトはVHDだけでしか発売されないとか、ソフト面ではビクターの方が強かった時期もありました。でも結局はVHDの新しいプレーヤーは発売されなくなってしまい、ソフトも出てこなくなってしまいました。やがて、プレーヤーはうまく動かなくなり、ハードとソフトは全てゴミになってしまいました。

 レーザーディスクとVHDの戦争のときにはコンパチブルプレーヤーすらでないくらい、レーザーディスクが圧勝したので悲惨な結果になりましたが、結局は最終的になかされたのは消費者です。今回の次世代DVDの規格分裂についても、技術の優劣は当然おのおのの規格にあるのでしょうが、結局は消費者に大きな打撃を与えることは間違えがありません。ぜひ、両規格の統一について英断を下してほしいところです。

コメント

  1. パソコンの部屋 より:

    ●次世代DVD規格統一の交渉が決裂

    「HDDVD」陣営と「Blu-rayDisc」陣営が進めてきた、次世代DVDの規格統一に向けた協議が決裂したというニュースがでていましたね。まあその方向の記事は…