アナログ放送の終了に向けた対策

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東京スカイツリー

 総務省はアナログ放送が2011年7月に終了することがあまり国民に認知されないことに対応するため、店頭に展示されているアナログテレビに「そのままでは使えなくなる」ことを知らせるためのシールを貼るようにするようです。

 でも、この総務省の対策はなんだかおかしいと思います。私たちはアナログ放送が無くなることを知らなくてアナログ放送専用テレビを買っているわけではなくて、デジタルチューナーを搭載したテレビの値段が高すぎるため、購入しないのです。従って、デジタルテレビの普及を促進するためにはアナログチューナー搭載機種と同等の値段まで下げなければいけないと思います。


 現時点でアナログチューナー搭載テレビを購入した人は、少なくともアナログ放送が停波される2011年には同じテレビを使い続けているものと思います。ということは現時点で、デジタルテレビが大多数売れているような状況を作らない限り、2011年の停波は不可能ということになると思います。

Yahoo!ニュース – 共同通信 – アナログ放送終わります 総務省、TVにシール作戦

アナログ放送終わります 総務省、TVにシール作戦

(2005.11.1追記)

 最近になって格安の32インチ液晶テレビが各社から発売されるようになってきました。これらのテレビの特徴を見ると、「デジタルチューナー」が付いていないことがあげられます。しかし、少し高い価格帯の製品に目を移していくと、17万円台くらいからはデジタルチューナーが付属した32インチテレビが在庫処分やアウトレットなどの名目で販売されていることがわかります。

 やはりワイドテレビの性能をいかすためには現在の地上アナログ放送では不十分です。横に広がった画面を見続けることになってしまいますので、やはり地上デジタル放送やBSデジタル放送のチューナーがほしいところです。今からテレビを購入するのであれば、こちらのデジタルチューナー付きのテレビを買ったほうが良いのかなと思っています。

(2006.1.18追記)

 今日の日経新聞朝刊を見ていると、松下電器がアナログチューナ搭載機種の生産をやめて完全にデジタルチューナ搭載機種にシフトするという記事が出ていました。確かにアナログテレビを売り続けると、まだ寿命でもないのに内蔵チューナが使えなくなってしまうテレビが巷に氾濫することになり、そろそろ、販売を取りやめたほうが良い時期だと思います。この松下電器の動きを受けて、その他のメーカーにもこの流れは波及していくものと思われます。

 最近はデジタルチューナを搭載したテレビもかなり安くなってきました。32インチテレビを例にとると、ブラウン管式の安売り品で7万円台、そして液晶テレビだと16万円台で売られていたのを見かけたことがあります。このうち液晶テレビのデジタルチューナを搭載した機種が安くなればさらに普及に弾みがつくものと思います。

 私自身も、SONYのリアプロジェクション方式の42インチテレビである、KDF-42E1000という機種を購入しました。今までのアナログ放送と比べると画質は雲泥の差といっても過言ではありません。そのくっきりとした映像は、まさにLPレコードがコンパクトディスクに変わったときのような衝撃があります。ぜひ、デジタルチューナーを搭載したテレビやDVDレコーダーといったものが、今後の量産効果でアナログチューナ搭載機種なみに安くなることを期待しています。

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