野村證券でネット証券会社設立

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東証2

あの野村ホールディングスがネット証券を設立するそうです。今までも野村はホームトレードというサービスを提供していて私自身も加入しているのですが、何しろ手数料が高いので普段はいっさい使っていません。50万円以下の取引でも最低2625円の手数料がかかってしまいます。

現在のほかのネット証券会社、たとえば楽天証券やEトレード証券などでは50万円までの約定で525円程度なので5倍もの手数料がかかることになります。これでは正直、ほかのネット証券会社に加入していれば野村から遠ざかってしまいます。野村はどちらかといえば窓口サービスの方がメインであり、ホームトレードはその補完的位置づけという整理なのでしょう。この野村のホームトレードは179万口座もあるそうです。ほかのネット専業証券会社と比べると規模の大きさがよくわかります。

なお、野村がネット専業証券子会社を作ったあとの手数料ですが、ほかのネット専業大手並みに安くすることを目標にしているようですので、Eトレード証券や楽天証券も視野に入れた料金体系になるのでしょう。最近、ネット証券会社の動きは少し静かになっていましましたが、これからまた、騒がしくなってきそうです。

このネット証券会社には「野村」の名前を付けずに展開することにしたようです。野村證券のイメージは今のままにして、新しくできるネット証券会社には若者などのお客さんを引き込んで、やがて、見込み顧客になったあとには野村証券側で付加価値の高いサービスをうけてもらおうという戦略です。今後、どんな展開になるのでしょうか。

(2006/05/11追記)

公式サイトが新たに出来て、そこで手数料額が発表になりました。たとえば、一日の約定代金合計に対して手数料が決まる「まとめてプラン」の場合には下記の手数料になります。
1日の約定代金合計 手数料(税込)
まとめてプラン ~20万円 250円
~50万円 500円
~100万円 900円
以降100万円増すごと +420円
正直、とても安いと思います。この手数料の発表を受けて、イートレード証券が更なる値下げを発表したほどでした。私自身、楽天証券を使っているのですが、こちらにも口座を作っておきたくなってきました。5月14日から口座開設の申し込みが始まります。


(2006/03/24追記)

証券会社の名前は「ジョインベスト証券」と決まりました。今後のスケジュールは5月14日に口座開設の申し込みを開始、28日から取り引き注文受付開始を目指しています。野村の知名度と業界最低水準の手数料を武器に来年度中に50万口座の獲得を目指すそうです。

(2006/04/30追記)

ネット証券も野村證券の参入を契機にいろいろな動きが出てきました。GMOが証券業界に参入して、最安値の株式売買手数料を発表したり、イートレード証券が手数料の値下げを発表したりしています。利用者からしてみれば、この動きは歓迎できる動きかと思います。まだ、ジョインベスト証券の手数料に関しては発表がされていないようですが、どの程度の水準になるのか気になるところです。

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