Oracleデータベース製品の無料版提供へ

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 Oracle社はデータベース製品の無料版「Oracle Database 10g Express Edition」を発表しました。

 最近ではMy SQLやPostgres SQLなどのオープンソースのデータベース管理システム(DBMS)を使用する機会を多く目にするようになってきました。記事によればOracleも今後はこれらのオープンソースDBMSの動きに対する危機感から、無料版の提供に踏み切ったようです。

 この無料版については最新のOracle Database 10g Release2のコードを基に構築しています。とすれば、無料版とはいえ製品としては確かなものということになります。

 また、SQL、PL/SQLのユーザインタフェースを備えており、かつ「Java、.Net、PHP」などの言語製品とのインタフェースにも対応しています。

 ただし、この無料版では、CPUは1基(デュアルコア可)、メモリ使用量は最大1GB、1システムに付きインスタンスは最大1つまで、格納できるユーザーデータは最大4GBまでという制約もつきます。CPUやメモリは何とかこの制限内で使用できたとしても、ユーザーデータ量が4GBまでというのはかなり厳しい制約ですね。商用の小規模システムでも適用するのは難しそうな容量という感じがします。

 たとえば、ブログツールのMovableTypeではMySQLやPostgresSQLなどが使用できるようになっていますが、一人で記事を書いている分には4GBの制約などにはデータベース容量は到底追いつかないので、このようなところに適用されるのを狙っているのでしょうか。

 しかし、ここまで小容量のデータベースだと、MySQLやPostgresSQLでも実用上は不満を感じることも少ないような気がします。今回のOracleの発表によってオープンソースDBMSの伸びに対して、どこまでの効果があるのかは未知数だと思いました。

Japan.internet.com Webビジネス – Oracle、データベース製品の無料版提供へ

【2012/09/16追記】

 この記事を書いてから7年が経過しました。オープンソースのデータベースソフトがもっと伸びると思っていたのですが、今でも商用のDBMSではOracleの占める割合がとても多いと思います。MySQLやPostgresSQL自体、徐々にではありますが品質も安定して信頼性も高くなってきていると思います。

 今のまま、DBMSと言えばOracleという状況が続くのもおかしいので、ぜひオープンソースのDBMSや日本メーカー製のDBMS、そしてSybaseなどにも頑張って欲しいところです。

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