非常に久しぶりなバージョンアップになりますが、マイクロソフトのインターネットエクスプローラー7が米国時間の31日、プレビューバージョン(IE7 Beta 2 Preview)として一般公開されました。今までも利用者を限定したベータ版は配布されていたようですが、ウエブページで一般公開されるのはこれが最初です。
今回のバージョンでもっとも機能的にアップしたのはセキュリティを強化させるための機能でしょう。フィッシング詐欺やスパイウエアへの対応など色々な面で利用者を守るための機能が実装されているようです。
また既に他のブラウザでは実装されていましたが、タブブラウジング機能が実装されています。
今までのエクスプローラーでは、色々なサイトを見ると、複数のウインドウが立ち上がって、どんどんタスクバーがインターネットエクスプローラーで埋められていってしまいますが、今度はブラウザ画面の中にあるタブが増えていくだけなので、たくさんのサイトを同時に閲覧していてもタスクバーがいっぱいになる心配はありませんし、またウインドウを切り替えるのも簡単にすることができるようになります。
タブブラウザを使っていると便利さを実感するので、今度のIE7には期待が持てると思います。
また、RSSフィードがあるサイトを閲覧すると、ツールバーにアイコンが表示されて、見出し記事を見たり読んだりスキャンしたりといったことがブラウザ上からできるようになるようです。今までのRSSリーダーが持っていた機能がブラウザに融合された感じでしょうか。
まだ米国版なのですが、これを日本語環境にインストールするとどうなってしまうのかがよく判りません。もう少し、ウェブ上で情報を確認してから、自分の環境にインストールするか否かを決めようと思います。
MS、IE 7のベータ版を一般公開–「Quick Tabs」などの新機能を搭載 – CNET Japan
(2006.2.2追記)
その後のネットの反応などを見ていると、いろいろなバグがユーザにより摘出されているようですね。CNETの記事を見てみると、McAfee製セキュリティソフトウェアとの互換性の問題、不特定のスパイウェア/ウイルス対策ツールに起因する同ブラウザのインストール問題、特定の機能を利用したり、特定のウェブサイトをブラウズしたところ、IE 7がハングもしくはクラッシュといった問題が出てきているようです。
しかし、利用者としてはベータ版を使用する以上はこのような不具合が含まれていることを覚悟して使わなければいけません。CNETの記事はバグが多数含まれていることを批判しているかのような内容になっていますが、製品版として出荷されたものではない以上、責めるべくはマイクロソフトではなく、利用者に対してインストールにあたっては業務に使用しているパソコンにはインストールしないなどの注意勧告をするような姿勢が筋なのではないかと思いました。
日本語版がいよいよ提供されました。下記のページでレポートしています。
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九十一回目
2月1日です。新しく何かを始めませんか。というわけでIE7登場やSeaMonkey 1.0リリース等のニュース一覧です
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