ネット書店で本の売れ行きに変化

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朝日新聞を読んでいると記事で紹介されていたのですが、アマゾンなどのネット書店は普通の本屋とは違う売れ行きの傾向があるそうです。

普通の本屋であれば、発売されてからしばらくたってあまり売れなくなった本については店頭から無くなってしまいます。どんなに大きな本屋でも店舗スペースには限りがあるためです。

ところがネット書店であれば首都圏の郊外に大きな物流倉庫を備えて色々な本の在庫を持って、色々な消費者からのオーダーに答えることができます。

千葉県市川市にあるアマゾンの物流センターは実に東京ドーム1.3倍の床面積があるそうです。近くの本屋には売っていなくても、アマゾンで探せば大抵の本は見つかるというのもこのためなのでしょう。


もう一つ、ネット書店では古い本でも売れ行きがよくなる理由として、「おすすめ機能」による影響も大きいようです。アマゾンのサイトに行ってログインすると、その人が以前にどんな商品を購入したかを分析して、きっとこれから買いたくなるであろう商品を画面上で薦めてきます。私の場合にはナイアガラトライアングルが薦められています。

→以前、大瀧詠一のCDを購入したためだと思います。

本はいつも楽天ブックスで購入しているので、今回はおすすめの中には現れませんでしたが、アマゾンを介して本を購入している方ならば、こんな感じで本を薦められることになるのでしょう。このおすすめ機能は本当によくできていると思います。欲しいなと思う商品をズバリと言い当てられると、そのまま注文してしまったことが過去に数回ありました。何となく、アマゾンのロボットに操られているような感じもして気持ちが悪いのですが、欲しいと思う商品が手に入れられるので、これでよいのでしょう。

こんな形で古い商品でも売り上げを確保していくことで、ロングテール現象と呼ばれる現象が発生しているそうです。amazonでも上位3割の商品でも売り上げの7割しか占めていないそうです。普通の本屋さんであれば、どれだけ少ない在庫でどれだけ多くの売り上げを稼ぎ出すかということが勝負になるので、amazonのようなロングテール現象は発生しないはずです。

amazonは1500円以上の買い物で送料がかからなくなるので、普通の本屋さんで購入するのとの違いは純粋に欲しいと思ってから手にはいるまでの時間の差だけということになります。今後は新刊本や雑誌などは本屋さんですぐに購入して、それ以外の本はネット書店で購入するというパターンが更に増えるのではないかと思います。

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