原油の価格が上がると砂糖の値段も上がる?

小浜島

 ブロードキャスターを見ていると興味深い特集を組んでいました。原油の価格が上がると和菓子の値段が上がるというのです。和菓子の値段が上がる理由は「あんこ」の原料になっている砂糖の価格が上がるからだそうです。原油の価格と砂糖の価格の関係に関して全く想像もできなかったので、特集をじっくりと見ました。何だか、風が吹けば桶屋が儲かる話しを思い出してしまいます。

 実は砂糖の原料であるサトウキビをたくさん作っているブラジルでは、ガソリンの代替燃料としてエタノールも使える車が流行っているそうです。その理由はガソリンの価格が上がると、相対的にエタノールの値段が安くなるため、燃料費を節約できるためです。

 そのエタノールの原料となるのがサトウキビ、従って原油の値段が上がるとエタノールの需要が増えるため、サトウキビがエタノール生成のために使われるようになりサトウキビが足りなくなって価格が上がるという仕組みだそうです。サトウキビから作るエタノールのことをバイオエタノールと呼ぶそうです。なんだか、サトウキビとエタノールというのはあまり結びつかないのですが、ネットで検索をしてみると、ガイアの夜明けのページが一番にヒットして、確かにサトウキビからエタノールを生成する話しが載っています。


 WIKIPEDIAを見てみると、エタノールはサトウキビ以外にはテンサイ、トウモロコシ、大麦、ジャガイモ、キャッサバ、ヒマワリ、ユーカリなどの植物からも生成することができるそうです。

 そういえば、アクアリウムの水槽で水草を育成するために二酸化炭素を添加するのですが、このときの二酸化炭素の生成の方法として、発酵式というものがあります。これは濃い砂糖水でゼリーを作って、その上にイースト菌を水に溶いて加えると、イースト菌が徐々にゼリーを食べていって、二酸化炭素を発酵させるという方法です。

 そして、ゼリーが全部無くなると、容器の中にはアルコール臭い液体が残ります。どうもこれがエタノールを含んだ溶液のようです。お酒を造るのと同じ原理ですね。どうも同じ原理でエタノールが生成されているようです。化石燃料を原料として作った原油よりも何だか地球に優しい感じがしますが、実際は環境負荷はどうなのでしょう。

石油を読む―地政学的発想を超えて
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藤 和彦(著)
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