価格低廉化に伴い「自作PCに未来はない!?」状況に

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ITmediaに興味深い記事がありました。「自作PCに未来はない」という記事です。この記事を見ると、PCパーツに関しては安売り合戦が加速しすぎて、PCパーツショップにとってはあまりにも旨みのないビジネスになっている、たとえば数万円のCPUを一つ売っても利益が1000円程度しか得られないといったことが書かれています。

また、DELLなどのメーカー進出によって完成品パソコンの値段もずいぶん安くなりました。まだ、Windows95が発売されていたような時期にはPCパーツを買い集めてきて、思い思いのパソコンを組み立てることはコスト的なメリットもあったと思うのですが、いまでは完成品のパソコンを買った方がお得な場合も増えてきてしまいました。


さらに記事の中ではふれられていませんが、ネット通販が使われるようになってきたことも、秋葉原のショップについては大きな影響が出ているのではないかと思います。私も交通費をかけて秋葉原に行くぐらいだったら、送料を払ってでも通販でPCパーツを買ってしまうことが最近は特に多くなってきました。

近所にはPC-DEPOTなどのPCパーツも扱うパソコンチェーン店も出来ているので、何も秋葉原に行かなければいけないということも無くなりました。秋葉原自体がPCパーツを買いに行く街から、だんだんと別の街に変貌していて、近寄りにくい街になってきているということもあります。

ここ1年から2年で秋葉原の街は大きく変わってしまいました。今後、5年後、もしかしたら3年後には秋葉原は全く別の街になってしまうのではないかと思います。

ITmediaの記事へのリンクを掲載しておきます。

ITmedia +D PC USER:5年後の秋葉原を歩く 第3回:「自作PCに未来はない」 (1/3)

【2022/02/20追記】

この記事を公開してから10年近くが経ち、本当に自作PCとは全く無縁になりました。エントリーモデルのタワー型のサーバーを購入すれば、自分でバラバラにパーツを購入するよりもとても安く入手できます。また、普通にパソコンも安くなったので、今となってはハイスペックなパソコンを求める人などコアな利用者を除いては自作PCを作っている人はいないのではないかと思います。秋葉原もかなり違う街になりつつあります。

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