東芝がHD-DVDプレーヤーをアメリカで大幅に値下げ

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 日経新聞のサイトを見ていると、東芝のHD-DVDプレーヤーが北米市場で50ドル値下げするというニュースが出ていました。入門機から高級機まで全ての機種を一律値下げするようです。

 この値下げを受けた後の価格は、入門機が149.99ドル(150ドル値下げ)、中級機が199.99ドル(200ドル値下げ)、そして高級機が299.99ドル(200ドル値下げ)となるようです。ほぼ半額に近い値下げということでかなり大きな値下げ幅になります。

 日経新聞のサイトでは一律50ドルの値下げと書かれていましたが、AV WATCHでは機種別に値下げ幅が書かれていましたので、こちらの記載を参考にしました。

 一方で同じ北米市場で売られているブルーレイディスクのプレーヤーは400ドル程度で売られているということですので、HD-DVD再生機はこれに比べて相当安くなることになります。

 HD-DVDについては年初早々にワーナーがブルーレイディスク一本にソフトの販売を絞るという発表をして以来、劣勢が伝えられていました。また、パラマウントについても、ここ1ヶ月以内にブルーレイディスクの採用をするか否か、ここ1ヶ月以内に結論を出すという発表もしています。

 さらに、HD-DVD陣営の130社のうち20社が離脱の方向で検討を開始しているという記事(「HD DVD陣営から20社離脱へ」とTIMES報道 – ITmedia News)もありました。

 もしも、パラマウントまでもがブルーレイディスクになびいてしまうと、HD-DVDは大きな苦戦を強いられることになってしまいます。従って、まずはプレーヤーの価格をさげて、何とかしてシェアを伸ばしたいという思いが強いのでしょう。

 東芝によれば2007年の次世代DVD機の売上高シェアで50%を獲得しているとしています。また、ノートパソコン市場での次世代DVD搭載機の売上高シェアは80%を獲得していると発表しています。ちょっと、最近の動向と比較すると、随分高い数字だなと驚くような数字です。

 日本での価格がどうなっているのかアマゾンで調べてみると、2万4800円でした。

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