日経平均が急落 1万2573円 (752円安)

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東証

今日の日経平均は昨日の終値比で752円安い1万2573円で取引を終了しました。2005年9月以来、2年4ヶ月ぶりの安値になります。また、昨日と今日の僅か二日間で1288円も下げてしまいました。この大幅な下げで1万3000円のラインをあっけないほど簡単に割り込んでしまったので、少し驚いています。アジア市場はどこも大きく値を下げて取引を終了しました。

一方でさきほどニュース速報が流れましたが、米国のFRB(米連邦準備理事会)ではフェデラルファンドの金利誘導目標を0.75%引き下げて年3.5%とすることを決めました。緊急利下げは同時多発テロ発生以来の実施ということで、いかにFRBは今回の状況を重視しているかがよく判ります。今回は世界同時株安の兆候を示していたので、かなり大幅な引き下げになります。

この決定によって、まずはヨーロッパの株価については上げの方向に転じたとワールドビジネスサテライトでは報じています。(しかし、放送開始後10分でヨーロッパ市場の株価が下げに転じたということも伝えていて、かなり市場が混乱していることが判ります。市場の中にはまだ対策が不十分という声もあるという意見もあるようです)

あとは世界各国で強調して利下げを実施するか否かにあります。ヨーロッパ市場がどのような水準で取引を終えるか、そして米国の株取引がどのような水準で推移するかが気になります。また、日本では日銀の福井総裁は今日の会見では利下げの可能性を否定しなかったようですが、明日の取引に向けて、日本の金融当局もどんな動きをするかが気になるところです。

(2008/01/22追記)

ニューヨーク市場が始まったということでワールドビジネスサテライトで速報をしていましたが、出だし早々で400ドルもの下げ幅を記録してしまい、市場は今回の利下げ発表では、まだ物足りないという反応を示していることを報じていました。明日の日本での株取引開始後、どんな展開になるのか、少し心配になってきました。明日の朝起きた時点で、ニューヨークの取引結果がどうなったのかを確認してみようと思っています。

(2008/01/23追記)

ニューヨークにおける株取引が終わりました。FRBが緊急利下げを発表したことを受け、買い戻しは入ったものの、その効果は十分には現れずに128ドル11セント安で取引を終えました。

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