PHP4からPHP5への移行

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 2008年1月3日のPHP4.4.8のリリースをもってPHP4のサポートが終了されたようです。セキュリティフィックスは2008年の8月8日までになってしまいます。(参考サイト

 これに伴い、「さくらインターネット」では、レンタルサーバーの利用者に対して、PHP4を使用するかPHP5を使用するか選択することができるようになっていました。

 当然、PHP4で動いていたコードはPHP5でも動くのだろうという甘い考えで、あまり深く考えることも無く、数日前に設定をPHP4からPHP5に変更してみました。

 すると、このブログでアクセスランキングを集計するためのプログラムをCRONに登録して日々実行しています。具体的にはこちら(人気記事のランキングを表示する)のプログラムを使わせていただいています。しかし、PHP5にバージョンアップしたことに伴って、このプログラムが異常終了してしまっていることに気が付きました。どうも、PHP4からPHP5への移行はそんなに簡単なものではなかったようです。

 こちら(残り1年!PHP4からPHP5への移行)を見ると、マイグレーションを行ううえでの具体的な着眼点が紹介されていますが、かなりの事項にわたっているので、おいそれと対応ができないことがわかります。

 冒頭で紹介した参考サイトにも下記のように記載されています。

PHP4からPHP5への移行でチェックしなければならない箇所はいろいろな所で書かれていると思います。私もPHP4からPHP5へのマイグレーションについて技術評論社のWebサイトにて執筆しています。この記事を読んでいただくとPHP4からPHP5への移行は割といろいろな事に注意しなれけばならない事が分かると思います。規模が大きなシステムや安定運用が必須のサービスでは移行の工数は大きな物になってしまいます。

 当面は、さくらインターネット上の設定についてはPHP4を有効にしておき、アクセスランキングに関してはプログラムのバージョンアップを待つか、プログラムのバージョンアップが進まないようであれば、別の手段でアクセスランキングを掲載する方向で考えていきたいと思っています。具体的にはアクセス解析にリサーチアルチザンというサービスを使用しているのですが、ここのランキングタグを取得してブログに貼り付ければ、アクセスランキングが表示できるようになります。このサービスを活用するのが最も早道かなと思っています。

 ソフトウエアのバージョンアップは致し方ないところかと思うのですが、過去のプログラム資産がそのままでは使えなくなってしまうというのは非常に残念なことだと思います。上位互換性を持つことによって、レガシーな部分を残さなくてはいけなくなってしまう部分については確かに思想上は問題があることなのだと思いますが、出来れば上位互換性は確保してほしいところです。

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